YouTube X Instagram

「アホちゃうか」県外から来て驚き 全国で一番高い長野県のガソリン価格190円 隣の愛知県は15円以上安い なぜ高い?知事「根本的な要因を踏み込んで把握する必要がある」

レギュラーガソリンの平均価格

今週のレギュラーガソリン1リットルあたりの長野県内の平均価格は190.7円で21週連続で全国で最も高くなりました。1月16日には政府の補助金縮小の影響で、さらなる値上げが予想され、阿部知事は低所得者に対し独自の支援を行う考えを示しています。

石油情報センターによりますと、1月6日時点の県内のレギュラー1リットルあたりの平均価格は190.7円で、前回の調査(12月23日)からほぼ横ばいでした。

ハイオク、軽油、灯油もほぼ横ばいです。レギュラーは21週連続で全国で最も高くなりました。

こちらは近隣の県との比較。愛知は長野よりも15円以上安くなっています。他の県も10円程度安い状況です。

県内のガソリンスタンドで給油した愛知県民は。

愛知県から出張中:
「(長野より)30円くらいは安いかな、名古屋は。アホちゃうかと思う。よくみんな文句言わないなと」

1月16日には政府が再び価格抑制の補助金を縮小するためさらなる値上げが予想され、県民の負担感も増しています。

阿部知事はー

阿部知事:
「低所得者の皆さま方に対して、一定の支援ができないだろうかと検討している」

阿部知事は6日の知事会見で県民からガソリン価格の高騰について多くの意見が寄せられていると説明。その上で、低所得者に対し購入時の負担軽減のため県独自の支援を行う考えを示しました。今後、具体策を詰め、10日決定する補正予算案に盛り込む方針です。

県内のガソリン価格が高い理由として、「製油所から遠く輸送コストがかかる」「販売量が少なくスタンドの維持のために価格に反映せざるを得ない」ことなどがあげられています。

ただ、知事はー

阿部知事:
「他県でも同じような状況の地域もあります。本県の価格が高い根本的な要因についてもっと踏み込んで検討していく。把握していくことが必要ではないかと考えています」

阿部知事は1月16日に石油商業組合と意見交換して要因の分析を行い支援策や国への要望などに生かしたいとしています。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ