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「神城断層地震」から10年 最大震度6弱 40人以上が重軽傷 災害の記憶を次の世代へ 白馬村でシンポジウム

地震による被害(白馬村 2014年11月)

長野県北部に大きな被害をもたらした2014年の神城断層地震から11月22日で10年です。白馬村では災害の記憶を次の世代に伝えようとシンポジウムが開かれました。

白馬中・2年生:
「キャンプ道具は災害時にも使えるものが負い、もしもの時に持っていくものの参考に」

防災学習の成果を発表する白馬中学校の生徒。「神城断層地震から10年」のシンポジウムは、災害の記憶を伝え、対策につなげようと開かれ、住民など約150人が参加しました。

参加した村民:
「防災減災を肝に銘じて、これから先のことを考えないといけない」

2014年11月22日午後10時過ぎに発生した地震は最大震度6弱を観測。白馬村と小谷村を中心に240棟以上の住宅が全半壊し、40人以上が重軽傷を負いました。

地震から11月22日で10年。

白馬村アーカイブサポーターズ・冨山正明さん:
「遊びに行って災害に遭わない保証はどこにもない。白馬村という観光地で(防災の呼びかけを)やることに意味がある」

白馬村の冨山正明さん。自宅に被害はありませんでしたが、災害を語り継ぎたいとボランティアの「アーカイブサポーターズ」として地震の爪痕をたどるツアーのガイドをしています。

冨山正明さん:
「記憶に残っていないと人間の行動には、なかなか結び付かない。ツアーで説明する中で皆さんの記憶に少しでも残したい」

聞いた人はー

説明を聞いた人:
「いつまた地震が起きるか分からないので備えはちゃんとしなきゃいけないなと」
「(10年は)長いような短いような、今思えば。もう一度、家族で備えを話したい」

冨山正明さん:
「過去にあった災害と流すのではなくて今後どう生かしていくか。自分事として考えてもらえるよう活動したい」

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