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大けが乗り越え…小学6年生女子(11)グラススキー世界一「3冠」 リハビリ専念、練習重ね 夢はアルペンでオリンピック「金メダル」

キャタピラベルトが付いた板

グラススキーは横滑りしないため、ターンがアルペンスキーと異なりますが、沼田さんは小学3年から現在のチームに移って冬はアルペンスキー、夏はグラススキーに打ち込みます。


■左ひざ・剥離骨折の大けが

左ひざ・剥離骨折(2023年11月)

するとー

アルペンスキーでは、県スキー連盟のシーズン戦で優勝。グラススキーでも世界大会で表彰台に登るなど活躍を見せるようになりました。

しかしー

沼田佳恭さん:
「何ターンか前から、全然うまくいかなくて、転んだ時に『うわ最悪だ』と」

2023年の冬、シーズン直前に参加したオーストリアでの遠征中に転倒。左ひざ・剥離骨折の大けがを負い、手術を受けました。

昨シーズンはリハビリに専念

昨シーズンは、大会出場を全て見送りリハビリに専念。

沼田佳恭さん:
「ずっとくよくよしていてもしょうがないから、治すことを頑張ろうと思いました」

■世界大会に照準を合わせて練習

練習を重ねる沼田さん

リハビリのかいがあって2024年3月に復帰。グラススキーの世界大会に照準を合わせて、練習を重ねてきました。

そして、迎えた世界大会。こちらは「ジムカーナ」。ポールを通過するだけでなくゲートをくぐったり、段差をジャンプで越えたりと障害をクリアしていく要素を含む種目です。

復帰戦となった世界大会はスラローム、ジャイアントスラローム、ジムカーナの3種目に出場し、みごと、全てで優勝を成し遂げました。

父・祐希さん:
「一番近くで見てましたので、努力していたのも分かっているので、けがしたというのもあったので、その中で結果を残せたというのは、親としてはほっとして良かったなと」

■目標はジュニアオリンピック優勝

県庁へ表敬訪問

10月17日

観光スポーツ部長:
「1位になった時はどんな気持ちだった?」

沼田佳恭さん:
「去年はスラロームしか1位取れなかったのでうれしかったです」

県庁を訪れ、観光スポーツ部長に「三冠」を報告。

次の目標は3月のジュニアオリンピックで優勝

雪が降るまでの間はグラススキーの練習。

すでに次の目標を定めています。

沼田佳恭さん(11):
「3月にジュニアオリンピックがあるので、そこで優勝できるように頑張りたいです」

2025年3月、地元・上田市菅平で開かれるジュニアオリンピック。アルペンスキーでも優勝するのが目標です。

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