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「涙出ちゃうじゃん」思い出残し…“昭和の喫茶店”が半世紀の歴史に幕 ショッピングセンター閉鎖に伴い…女性店主が感謝の涙「みんないいお客さん、頑張ってきて良かった」

■シャッターを下ろす店が…

次第にシャッターを下ろす店が増え…(2024年4月)

大型店出店の影響から客足は徐々に減り、1990年代に入ると、集客力のあったスーパーなどが相次いで撤退。

次第にシャッターを下ろす店が増えていきました。

そうした中、2022年、消防設備の不備が見つかりました。組合は「設備改修費の捻出は困難」として、組合員に土地・建物の売却を求め、この秋で閉鎖する方針を示しました。


■パルムの閉鎖とともに…

閉店を惜しむ常連客(2024年4月取材)

山岸さんは自身の年齢も考えパルムの閉鎖とともにニュースコーを閉じることに…

ニュースコー・山岸公子さん(2024年4月):
「ちょうどいいんじゃないかと思っている。切ないけどね、これから移転してもと思うから、やめるんだよとみんなに言っている」

客:
「どうしよう、これから先と思いましたね。ほかに全然ないですもんね、こういう方の店は」
「ショックでしたね、今度はどこへ行ったらいいかと思って。こういう仲間づくりができるかどうかと」

■最後の日は常連客が

山岸さんと常連客(9月16日)

そして、迎えた営業最終日。

ニュースコー・山岸公子さん:
「ありがとうね、あれから何十年も。楽しかったね、あのころ。ありがとう」

常連客と乾杯

店は常連客やかつて通っていた客でにぎわいました。

市内から(50代):
「寂しいですね、こういう雰囲気の店が好きで、あっちこっち行ったりしているので。ひとつなくなっちゃうのは寂しいですね」

長野市から(50代):
「すごく懐かしい味ですね。高校時代、たまに来たりとか、そういうところで。閉まっちゃうということで、息子も連れてきて、昭和の雰囲気を味わってもらおうかなと」

取材時は数店舗のみの営業

9月16日の段階でパルムで営業していたのは、ニュースコーを含め数店舗。

9月中には全ての店が移転や閉業をする予定です。

■時代の流れと言われれば…

プレゼントを手に入店した常連客

常連客・田村健一さん(56):
「お疲れさまでした。長い間、ありがとうございました」

ニュースコー・山岸公子さん:
「こちらこそ、ありがとうございます」

プレゼントを手に入店した田村健一さん(56)は店に通って35年の常連客。

9月16日は仕事を休んで駆けつけました。

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長野放送ニュース

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