
矢守産業・高山亮介さん
信州の「チェンソーマン」が意気込みです。長野県飯田市の企業に所属する3人が先日行われたチェーンソーの技術を競う日本大会で優勝し世界大会出場を決めました。8月28日、知事のもとを訪れ「メダルを獲得したい」と目標を語りました。
6月に青森で行われた「日本伐木チャンピオンシップ」。チェーンソーをどれだけうまく使いこなせるか丸太を切ったり、実際に木を切り倒したりして技術を競います。
年齢別に2クラスに分け、2年おきに開催されます。
今年の優勝者はなんと2クラスとも飯田市の矢守産業の社員。
さらに、木の上での作業技能を競う大会でも社員1人が優勝し、28日、3人がそろって世界大会への出場を知事に報告しました。
高山亮介さん(26)は25歳以上の「プロフェッショナルクラス」で優勝。
2022年は24歳以下の「ジュニアクラス」で優勝し、世界大会に臨みましたが、9位に終わりました。リベンジを誓っています。
矢守産業・高山亮介さん:
「今回はリベンジのつもりで、総合5種目でのメダル獲得できるように頑張ってきたい」
松本市出身の高山さん。高校時代に林業を志し、県林業大学校に進んで基礎を学び、森林整備や土木工事を手掛ける現在の会社に就職しました。
林業就業者が年々減少する中、「安全かつ正確な技術」を受け継ぎ、伝えていこうと「大会」にも出場しています。
矢守産業・高山亮介さん:
「いろんな傾き方の木があるので、狙った方向に倒せるのがすごく面白い」
今年の「伐木チャンピオンシップ」は25歳以上のクラスに初めて出場。5種目で技を競う中、得意の「丸太合せ輪切り競技」などで得点をのばし見事、優勝。
9月、オーストリアで開かれる世界大会への出場を決めました。
目標は「表彰台」です。
自身の活躍で林業への関心が少しでも高まればと意気込んでいます。
矢守産業・高山亮介さん:
「気負わず、いつも通りの競技ができれば絶対メダルとれると思っているので、持って帰ってこられるように頑張ってきたい。安全で、あれだけきれいに正確な作業をしているので、ぜひそこに目を付けて、ちょっとでも注目していただけたら」