■久しぶりにのれんかけて「写真展」

写真展のため、のれんを掛ける弘幸さん
あれから、およそ2カ月。
久しぶりに桑の湯に、のれんがかかりました。

展示された写真
期間限定の写真展。(8月24、25、31日、9月1日)
撮影したのは、名古屋市のカメラマン駒田匡紀さんです。
桑の湯に最後に興味を持ち、営業終了まで3日間をカメラに収めました。
約100点を展示―。

カメラマン・駒田匡紀さん
カメラマン・駒田匡紀さん:
「皆さんとてもいい笑顔だったので、このまま公開せずに持っているだけだともったいないなと。お風呂もお客さまもすごく大切にされているのが伝わってきましたし、同じようにお客さまも大切にされているんだなというのが伝わってきた」
■営んでいた桑沢さん「僕の宝物」

懐かしむ客
桑沢弘幸さん:
「僕の宝物になった」
客:
「最高」

薪をたく弘幸さんを写した一枚
市内から:
「薪の焚いているのもいいし、端からいい(写真)。最高、見に来てよかった。こんなのつぶしちゃうのはもったいない」
安曇野から:
「たくさんの人が来ていた銭湯なので、ぜひ復活していただければありがたい。特に塩尻には銭湯がなくなってしまったので(復活を)すごく楽しみにしています」
■銭湯の後継者の応募も

桑の湯で開かれる写真展の一枚
この2カ月の間にはうれしい知らせも。後継者募集に7件も応募があり、弘幸さんは「なるべく早く後継者を決めたい」と話しています。
桑の湯 ・桑沢弘幸さん:
「写真1枚1枚にいろんな思いがありますし、ここに銭湯があった、営業していたと皆さんの心の中に少しでも残って、銭湯を継いでくれる人につながればいいなと」