■迎えた本番 緊張

新湊アイシン軽金属スポーツセンター
8月17日、富山・射水市・新湊アイシン軽金属スポーツセンター。
第54回全国中学校相撲選手権大会。
迎えた本番。

緊張気味の寺西さん
寺西蓮さん:
「バッチリです、大丈夫です。勝ち負け関係なく、とりあえず楽しんでやることを意識して頑張ります」
言葉と裏腹にー。
松尾相撲クラブ・清水里香監督:
「緊張どんどん増してきちゃいましたね、やばいですね。汗があんまりかいてなくて、いつもだったら倍はかいてる」
■予選1回戦はー

家族も応援に
個人戦の初日は「予選」。全国から142人の猛者が出場しました。
アナウンス:
「東 長野県松尾相撲クラブ 寺西さん」
1回戦の相手は東京都の小松竜道場の牧鷹山さん。
父・一樹さん:
「蓮、しっかり」
家族も応援に駆け付けました。

個人戦1回戦 (東) 寺西蓮さんー牧鷹山さん(東京都・小松竜道場) (西)
初戦に勝って弾みをつけたいところでしたが、寄り切られ初戦を落としました。

アドバイスする清水監督
松尾相撲クラブ・清水監督:
「体、動いてないよ。とにかくバチンと当たること。当たって差したら前行かなきゃ」
■予選勝ち抜けるか?

2回戦は上手投げで勝利
予選の対戦は3回。2回勝たないと翌日の決勝トーナメントには進めません。後がなくなりました。
個人戦2回戦 (東) 寺西蓮さんー藤本元気さん(北海道・西野中)(西)
「はっけよい」
前に出ることを意識。
「上手投げ」で勝利。

3回戦は寄り倒しで勝ち、決勝トーナメント進出
個人戦3回戦 (東) 寺西蓮さんー斉藤甲虎さん(京都府・大原野中)(西)
「はっけよい」
「寄り倒し」で勝利。

寺西さんの勝利を喜ぶ清水監督
寺西蓮さん:
「したっ」
松尾相撲クラブ・清水里香監督:
「頑張った、よかったい。本当よかった、決勝行くよ」
松尾相撲クラブ・寺西蓮さん:
「うれしいです。最後は絶対勝ってやろうという気持ちで前にずっと出ることができたのでよかったです」
■「予選突破」を家族に報告

父・一樹さん(左)と蓮さん
家族に「予選突破」を報告―。
父・一樹さん:
「明日はきっとかっこいいところを見せてくれると思うので、ねっ?」
蓮さん:
「うん」
父・一樹さん:
「きょうは、ん?って感じでなかなか、明日しっかり緊張せずに、きょうはしっかり食べて寝て、また明日切り替えてしっかり頑張りましょう」