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ツーリングの季節 バイク事故相次ぐ 週末3件・1人死亡3人重傷 現場はいずれもカーブ 2件は大型バイク 重く遠心力働く… 警察「カーブ手前で減速を」

事故に遭ったバイク(4日)

2日から4日にかけての週末、長野県内でバイクの事故が3件相次ぎ、1人が死亡、3人が重傷を負いました。現場はいずれも山あいのカーブが連続する道路でした。

4日午前9時40分頃、長和町和田の県道美ヶ原高原東餅屋線・通称「ビーナスライン」で大型バイクと普通バイクが正面衝突。
普通バイクに乗っていた静岡県長泉町の男性会社員(43)が死亡、大型バイクに乗っていた茅野市の男性(58)も首の骨を折る重傷を負いました。

現場はカーブで、警察はどちらかがを曲がり切れなかった可能性があるとみて原因を調べています。
ビーナスラインは夏の信州を代表する高原ルートで、バイクのツーリングで人気の道路です。

2日午前には天龍村の国道で普通バイクが転倒、運転していた愛知県豊田市の男性公務員(42)が肋骨を折る重傷を負いました。現場は緩やかな右カーブで、男性は単独でツーリング中だったということです。

4日午前、根羽村の県道では大型バイクと軽乗用車が衝突。大型バイクに乗っていた愛知県豊田市の男性会社員(49)が右手小指骨折などの重傷を負いました。軽乗用車の名古屋市の男性会社員(47)にけがはありませんでした。
現場は緩やかなカーブで、大型バイクが反対車線にはみ出したとみられています。

3件とも、事故現場は山あいのカーブでした。バイクはスピードが出ると、遠心力の働きでカーブ外側にふくらみやすく、特に重い大型バイクは強く働く傾向にあります。

またツーリング等で、慣れていない道路を走行する機会も増える時期です。

警察はカーブ手前で十分、減速するなど、安全運転を心がけるよう呼びかけています。

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長野放送ニュース

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