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消えた1600万円 詐欺被害の女性が告白「あの時に戻れたら」 SNSの広告から投資勉強会へ グループ名は「年金増額計画」 不自然な「日本語」怪しむも…消費者金融からも借りて入金続ける

急増するSNS型投資詐欺 県警「ネット上に様々なわな」

県警特殊詐欺抑止対策室・南沢朗室長:

SNS型の投資詐欺はAさんのケースのように被害額が大きくなりがち。県警によりますと、今年1月から4月末までの被害は49件・およそ6億2900万円。1件あたり1280万円となります。件数・被害額ともに2023年の同じ時期に比べ大幅に増えています。

県警特殊詐欺抑止対策室・南沢朗室長:
「広告自体に著名人の顔写真が転用されていて、この人がやっているならと安心してだまされる。最近の手口だと、動画投稿サイトやインターネット上の広告、スマホのゲームの広告からという場合もある。インターネット上のさまざまなところにわなが仕掛けられている印象」

「SNS型」は「スマホ」で完結することから、第三者が介入しにくく、長期にわたってしまうケースが多いと言います。

アシスタントからは今もメッセージ 女性「あの時に戻れれば」

詐欺被害にあったAさん

Aさんも…

詐欺被害にあったAさん:
「常に最初から言われていたのは『秘密の計画』なので周りには一切話さないでくださいという秘密厳守。(金を借りるとき)姉に話そうと思ったが、そのとき姉が何て言うかわからないけど、話していたら、止められていたかも」

Aさんは借金返済のため、掛け持ちでアルバイトを始めました。

今でもアシスタントから「手数料を振り込んでほしい」とメッセージが届くそうです。

詐欺被害にあったAさん:
「あの時に戻れればいいんです。あの時ってだいぶ最初ですね。ボイスレコーダーを聞いたとき、これは明らかに片言だよなって。あんまり分からないのに、投資やらないとって、分からないのに変なのに手を出してしまう。周りの親しい人にいろいろと話していれば間違いはなかったのかな」

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