
大きな化石を切り出すには専用の機材が必要
研究者たちも注目する発見ですが、今、壁にぶつかっています。
信州大学理学部・山田桂教授:
「それが、取り出せないんですよね、大きすぎて」
大きな化石を切り出すには専用の機材が必要で、作業を手伝う学生たちの力も不可欠です。

CFサイト「READY FOR」の大発掘プロジェクト 270万年前の大型クジラ化石を地中から救え!!(7月18日まで)
そこで、今月始めたのがクラウドファンディング。
機材の購入や、学生の交通・宿泊費にあてる資金を募っています。
目標額は320万円。寄付額に応じて発掘体験などのリターンを設けています。(※29日午前で約240万円達成)
信州大学理学部・山田桂教授:
「予算もなかったんですけれども、何とか皆さんの力を借りて将来に残していければ」

全長16mと推測されるクジラの肋骨の化石
資金が集まれば、夏から本格的に発掘する予定です。
学生はー。
信大・修士1年:
「本当に下顎骨が出たら、クジラなんだなと発掘に携わったことを誇りに思いたい何もない山の中からこういった化石を掘り出す楽しさとか、そういうのは他にない」
信州大学理学部・山田桂教授:
「昔生きてた生き物が化石として私たちの目に触れること自体が、実はすごく貴重なこと。非常に迫力ありますので、あちこちで展示して皆さんの目に触れる機会を増やしたい」