YouTube X Instagram

「非常に胸が痛んだ」高校生が能登半島地震の被災地でボランティア 生徒会「息の長い支援を考えるきっかけに」

全国から集まったボランティアと一緒に作業

全国から集まったボランティアと一緒に作業―。

要請した住民:
「ここから見たら大したことないかなと思うんですけど、家の中は大変なことになってまして、まだ全然、2カ月もたったけど、大きいものって自分たちでなかなかできないし本当に助かりました」

2軒目の住宅へ

山下智也・生徒会長:
「1軒目終了しました。2軒目に向かいます」

要請した住民

2軒目の住宅も見た目には大きな被害があったように見えませんが、2階の部屋は家具が倒れたまま。

要請した住民:
「(この部屋は片付けられなかった?)もうびっくりして、ほとんど物置で、使っていなかったんですけど、この棚が倒れているのを見たら、もう見たくなくて(できなかった)」

2軒目の片付け

生徒:
「おっけ。そっち持ち上げてほしいかも」

要請した住民:
「足元気を付けてください」

生徒:
「大変です」
「でも達成感ある」
「人のためになる」

要請した住民

要請した住民:
「(高校生は)長野県からですか!?ありがたいです、わざわざですか。若い人の力とか快く動いてくださるの、本当に感謝です。縁もゆかりもない所まで来ていただいて」

要請した住民:
「皆さん、ありがとうございました。本当に助かりました」

■「とてもいい経験ができた」

他の場所で作業をしていた上田西の生徒

他の生徒たちのグループも災害ごみの搬出にあたり、一日の活動を終えました。

生徒:
「テレビで実際に見ていたよりも、ひどい状況だったので印象に残りました」
「自分のが行ったところのおばあちゃんが、すごくお礼とかを言ってくれて、達成感があってとてもいい経験ができた」

災害ごみの搬出などを行うボランティアを随時、募集

少しずつ進む復旧。市は災害ごみの搬出などを行うボランティアを随時、募集しています。

七尾市災害ボランティアセンター・高木伸安さん:
「学生さんでもできる活動というのはたくさんありますので、ぜひこちらの方に行ってみよう、活動してみようというふうな気持ちになってもらえれば非常にありがたい。向こうに戻られても、友達にこういう大変なことがあったよと伝えてもらって。機会があったら旅行でこちらの方に来ていただければ」

■息の長い支援を考えたい

作業を終えて…

参加メンバーは新学期の全校集会で活動を報告し、今後の支援を考えるきっかけにしたいとしています。

生徒が書いたメッセージ

上田西高校生徒会・山下智也会長:
「募金などはやっていきたいと思いますけど、被災地自体の支援活動もしていきたいし、現地の高校生に対してできることを相談しながらやっていきたい」

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

あなたにおすすめ