早くも鯉のぼりです。長野県安曇野市の公園で27日お披露目されたのは地元の特産でもある「信州サーモン」をモチーフにした鯉のぼり。地元の画家が明るいタッチでデザインしました。
久しぶりの青空。鯉のぼりが泳ぎます。ひときわ大きく鮮やかなのは…「鯉」ではなく「信州サーモン」です。
安曇野市の国営アルプスあづみの公園で27日お披露目された信州サーモンこいのぼり。
コロナ禍があけ、信州らしい風物詩を楽しんでほしいと、園内でも飼育する信州サーモンで製作しました。デザインしたのは地元の画家・カミジョウミカさん(46)です。
デザインを担当した画家・カミジョウミカさん:
「想像以上にきれいに製作していただいて、とってもうれしいです」
先天性の難病で関節の痛みなどを抱えながら創作活動に励むカミジョウさん。普段は夢の世界などを抽象的に表現することが多く、実在する生き物をデザインするのは初めての経験でした。
デザインを担当した画家・カミジョウミカさん:
「『ドット』、斑点のところは全部蛍光色を使っています」
最初は実物のようなグレーのデザインでしたが、カミジョウさんらしくとアドバイスされ、およそ30色を使いカラフルにしました。
デザインを担当した画家・カミジョウミカさん:
「明るくっていうのがテーマになっていたので、蛍光色をたくさん使って青空に映えたらいいなと。見てくださった方がウキウキするような、楽しい気分になってもらえたら」
製作は松本市の老舗人形店が担いました。
村山人形店・村山謙介さん:
「フォルムがこいのぼりより太いところや、蛍光色を使っているので、色を出すのが工場で苦労して何とか形になって良かった」
訪れた人はー。
子ども:
「でっかいでっかいのが、信州サーモン」
母親:
「色がきれいで、めずらしいですね」
信州サーモンこいのぼりは園内に2カ所、約200の鯉のぼりと共に6月まで飾られます。
鯉ではなく「信州サーモン」青空に 地元の画家が明るいタッチでデザイン アルプスあづみの公園に新こいのぼり
