■バス運転手になり「少しでも役に」

バスの運転手が不足…
業界は今、深刻な運転手不足。
コロナ禍が明けてから観光バスの需要が高まっている他、運転手の労働時間を制限する、いわゆる「2024年問題」の影響です。

深刻な運転手不足だがー
教習には近くバス会社に就職する人が来ています。
千葉のバス会社へ・福島県出身の男性:
「どんどん路線の便が廃止になったり減便になったりそういう状況を聞き、最終的には一人前になったら、皆さんの少しでも手助けになれればと」

深刻な運転手不足だがー
地元のバス会社へ・群馬県出身の女性:
「高速バスで旅行するのが好きで、この仕事が人手不足とメディア等で聞き、『われこそは』ということで取ってみた」
■49歳女性「優しい運転手に」

バス会社に就職が決まりー
指導員:
「車体と縁石のところがまだくっついている。左に回して」
教習を受ける東京都昭島市の阿部千恵子さん(49)。
都内のバス会社に就職が決まり、2週間の合宿で免許を取りに来ました。

バス会社に就職が決まりー
4人の子を育てながらスーパーや新聞配達店で働いてきましたが、運転手不足を肌で感じバス会社に就職することにしました。
都内のバス会社へ・阿部千恵子さん(49):
「旅行が好きで旅行行くけど、地方でバスとか乗っても本数が少なくて不便だなと思うので、ゆくゆくは人手不足の所で運転したい。運転が好きで、最後の就職活動ではないけど、好きな仕事をして生涯を終えたいなと思って(笑)」

都内のバス会社へ
家族にも応援されて合宿に来た阿部さん。路線バスを運転する自分を思い描いています。
都内のバス会社へ・阿部千恵子さん:
「地域の方から『ありがとう』と言ってもらえる優しい運転手になって、即戦力になりたいので頑張ってここでいろんなことを習得したいと思う」

路上教習
新生活に向けて免許取得。
教習生たちは「希望」も乗せて練習に励んでいます。