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3年前の火災乗り越え…“湯田中のシンボル”温泉旅館が再出発 ファンの支えで焼失の宿を再建 3月営業へ

旧松籟荘の「きくの間」にも設えていた花頭窓

建設は2023年から始まり、あと少しで完成です。

よろづや・小野誠社長(2021年4月):
「『きくの間』という部屋で、旧松籟荘にもこの名前の部屋がありました」

コロナ禍によって団体客が減ったこともあり、新松籟荘は全5部屋の個人客向けにしました。

インバウンド需要も見込み、1人1泊5万円から6万円台という高級路線に舵を切りました。

よろづや・小野誠社長:
「印象的な花頭窓。前の松籟荘の『きくの間』にもあったんですよ。印象深い意匠・デザインを再現しました」

松本民芸家具も

客室には以前と同じように松本民芸家具を置き、前の松籟荘の雰囲気を伝えています。

よろづや・小野誠社長:
「『私が知っている松籟荘じゃないよ』とがっかり感を与えたくないと思って、前の家に戻ってきたなと、ほっとするような『おかえりなさい』という気持ちでお迎えしたいと」

3月、営業開始になる松籟荘

火災を乗り越え、生まれ変わった宿。

2023年12月から予約の受け付けを始めたところ、すでに100件を超えました。再出発まであと少しです。

よろづや・小野誠社長:
「建物の完成がゴールじゃありませんので、そこからがスタートなので。新しい当社の幕開けを迎えるんだというつもりで開業の日を待っています」

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