長野県松本市の老舗鮮魚店のリニューアルです。改装の目玉は「イートインコーナー」の設置。人気の弁当をそこで食べてもらうだけでなく「住民の憩いの場になれば」と店主は話しています。
おいしそうな総菜が次々と出来上がっていきます。ここは1919年・大正8年創業の「魚万汲田」。鮮魚店として出発し今は野菜や果物、総菜なども扱う「街のスーパー」です。
105年目の今年、2週間の休業を経て2月1日、リニューアルオープンしました。店内の照明をLEDにし、冷蔵・冷凍設備を省エネタイプに変えました。
リニューアルの一番の目玉はこちら、「イートインコーナー」です。
魚万汲田 店長・汲田和穂さん(73):
「この近くお年寄りが多いんだよ。コロナ禍でお年寄り同士のコミュニケーションがなかなか取れる機会がなかった。お店に買いものに来て、腰かけて、お友達がいればおしゃべりをして、くつろいでいただければいいかなという思いでつくりました」
店の人気を支えているのが20年以上続く「弁当バイキング」。10種類以上の総菜の中から好きなものを選びオリジナルの弁当にして買うことができます。
開始時刻の午前11時30分に向け「野菜のかき揚げ」や「タラの唐揚げ」が次々と作られていました。
店主・汲田和穂さんはみごとな包丁さばきで刺身づくり。これもバイキングのおかずです。
店長・汲田和穂さん:
「マグロさ、きょうのは赤身だね」
続いてさばくのはワラサ。こちらは切り身にします。
店長・汲田和穂さん:
「焼いてください、バイキングです」
ワラサはシンプルに塩焼きにー。
総菜が並べられ「弁当バイキング」が始まりました。
客:
「すごいお得ですよね。とりあえず全部のせですね」
「週2、3回は寄らせてもらってます。とてもおいしくて、リーズナブルで非常に良いと思います」
店長・汲田和穂さん:
「特に一人暮らしの兄ちゃんたちは、野菜が食べられないって言って、肉じゃがとかカボチャの煮物とか、大根とか野菜系が好まれているみたいですね」
記者も作り立てのおかずを選び、イートインコーナーでいただいてみました。
(記者リポート)
「おいしいですね。弁当を買った後に、この場ですぐ食べられるというのはありがたいですね」
店長・汲田和穂さん:
「昔ここら辺はどこにでも食堂があった。お昼はみんなそこで食べたりとか、ラーメン屋さんもあったけど、ゼロになっちゃった。お年寄りとかが、ちょっと食べたいっていう場所がなくなっちゃったのね」
街や住民を見つめてきた店主の汲田さん。リニューアルは、これからも地域の暮らしを支えたいという強い気持ちの表れです。
魚万汲田 店長・汲田和穂さん(73):
「命続く限りというよりも動ける限り。売っているものは生鮮食品だから、売っている本人が鮮度悪くなったらダメだよ。旬のものをおいしく食べてほしい。それをお客さまにお届けしたいなと思います」
おいしそうな総菜が次々と出来上がっていきます。ここは1919年・大正8年創業の「魚万汲田」。鮮魚店として出発し今は野菜や果物、総菜なども扱う「街のスーパー」です。
105年目の今年、2週間の休業を経て2月1日、リニューアルオープンしました。店内の照明をLEDにし、冷蔵・冷凍設備を省エネタイプに変えました。
リニューアルの一番の目玉はこちら、「イートインコーナー」です。
魚万汲田 店長・汲田和穂さん(73):
「この近くお年寄りが多いんだよ。コロナ禍でお年寄り同士のコミュニケーションがなかなか取れる機会がなかった。お店に買いものに来て、腰かけて、お友達がいればおしゃべりをして、くつろいでいただければいいかなという思いでつくりました」
店の人気を支えているのが20年以上続く「弁当バイキング」。10種類以上の総菜の中から好きなものを選びオリジナルの弁当にして買うことができます。
開始時刻の午前11時30分に向け「野菜のかき揚げ」や「タラの唐揚げ」が次々と作られていました。
店主・汲田和穂さんはみごとな包丁さばきで刺身づくり。これもバイキングのおかずです。
店長・汲田和穂さん:
「マグロさ、きょうのは赤身だね」
続いてさばくのはワラサ。こちらは切り身にします。
店長・汲田和穂さん:
「焼いてください、バイキングです」
ワラサはシンプルに塩焼きにー。
総菜が並べられ「弁当バイキング」が始まりました。
客:
「すごいお得ですよね。とりあえず全部のせですね」
「週2、3回は寄らせてもらってます。とてもおいしくて、リーズナブルで非常に良いと思います」
店長・汲田和穂さん:
「特に一人暮らしの兄ちゃんたちは、野菜が食べられないって言って、肉じゃがとかカボチャの煮物とか、大根とか野菜系が好まれているみたいですね」
記者も作り立てのおかずを選び、イートインコーナーでいただいてみました。
(記者リポート)
「おいしいですね。弁当を買った後に、この場ですぐ食べられるというのはありがたいですね」
店長・汲田和穂さん:
「昔ここら辺はどこにでも食堂があった。お昼はみんなそこで食べたりとか、ラーメン屋さんもあったけど、ゼロになっちゃった。お年寄りとかが、ちょっと食べたいっていう場所がなくなっちゃったのね」
街や住民を見つめてきた店主の汲田さん。リニューアルは、これからも地域の暮らしを支えたいという強い気持ちの表れです。
魚万汲田 店長・汲田和穂さん(73):
「命続く限りというよりも動ける限り。売っているものは生鮮食品だから、売っている本人が鮮度悪くなったらダメだよ。旬のものをおいしく食べてほしい。それをお客さまにお届けしたいなと思います」