
路線バスの減便が続いています。長野県上田市内を走る3つの会社の路線バスが4月から1週間で112本、現在より16%減ることになりました。背景にあるのは運転手の不足です。
4月から減便に踏み切るのは「上田バス」「千曲バス」「東信観光バス」の3社で1週間に112本、現行より16%減らします。
理由は慢性的な運転手不足。3社合わせて運転手は95人で、必要数を22人下回っていて、儲かる貸切バスの受注を抑えても路線バスに回さざるを得ないということです。
最も減便の多い「上田バス」は「真田線」や「信州上田医療センター線」など土曜日の56本を減らします。利用者が少ない土曜日の運行を減らすことで平日の運転手を確保したいとしています。
各社の申請は7日開かれた上田市の公共交通活性化協議会で承認されました。新年度から始まる運転手の時間外労働の上限規制など「2024年問題」もあり、限られた人員をやりくりせざるを得ないといいます。
上田バスの専務:
「若い人から、ほぼ応募がなくなってしまった。運転手が足りないからきょうはバスやめますとは、絶対にいきません」
利用者:
「こちらに来るのに足がないからちょっと困ります」
「困りますけど、バス減っちゃうのは。でもそういう事情があるのは仕方ない」
路線バスの減便は各地で相次いでいて、長電バスは1月から長野営業所管内で日曜日は運休にしました。アルピコ交通は3月いっぱいで長野・松本間の高速バスを廃止。
長野市中心部の循環バス「ぐるりん号」の本数は4月から半分以下に減ります。
各地のバス会社は行政の支援も得て運転手の確保に努めていますが、「地域の足」の苦境は続いています。
4月から減便に踏み切るのは「上田バス」「千曲バス」「東信観光バス」の3社で1週間に112本、現行より16%減らします。
理由は慢性的な運転手不足。3社合わせて運転手は95人で、必要数を22人下回っていて、儲かる貸切バスの受注を抑えても路線バスに回さざるを得ないということです。
最も減便の多い「上田バス」は「真田線」や「信州上田医療センター線」など土曜日の56本を減らします。利用者が少ない土曜日の運行を減らすことで平日の運転手を確保したいとしています。
各社の申請は7日開かれた上田市の公共交通活性化協議会で承認されました。新年度から始まる運転手の時間外労働の上限規制など「2024年問題」もあり、限られた人員をやりくりせざるを得ないといいます。
上田バスの専務:
「若い人から、ほぼ応募がなくなってしまった。運転手が足りないからきょうはバスやめますとは、絶対にいきません」
利用者:
「こちらに来るのに足がないからちょっと困ります」
「困りますけど、バス減っちゃうのは。でもそういう事情があるのは仕方ない」
路線バスの減便は各地で相次いでいて、長電バスは1月から長野営業所管内で日曜日は運休にしました。アルピコ交通は3月いっぱいで長野・松本間の高速バスを廃止。
長野市中心部の循環バス「ぐるりん号」の本数は4月から半分以下に減ります。
各地のバス会社は行政の支援も得て運転手の確保に努めていますが、「地域の足」の苦境は続いています。