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「新幹線の始発は何時?」「テレビの調子が悪くて…」 やめて!迷惑110番 県警が適正利用呼びかけ

資料 県警 通信指令室

「新幹線の時間を教えて」「テレビの調子が悪い」。
実際にあった110番通報の内容です。こうした不適切・不要な通報や誤った接続は2023年、全体の3分の1を占めました。1月10日は「110番の日」。県警は柔道の出口クリスタ選手などと適正な利用を呼びかけました。

出口クリスタ選手(右)と妹のケリー選手(左)

出口クリスタ選手:
「おはようございます。お願いします」

道着姿でJR塩尻駅に立ったのは、塩尻市出身で世界柔道を制した出口クリスタ選手と、妹のケリー選手です。

10日、2人は塩尻警察署の1日警察署長に任命され、110番通報の適正利用などを呼びかけました。

出口クリスタ選手:
「110番は有事の際に緊急で危険があったりとか、そういう時に使いたい人が使うものなので、しっかり気を付けて、使いたい人が使えるようにしていただきたいと思います」

緊急性がない通報は8800件余り

2023年、県警が受けた110番通報は約11万3000件。1日平均では300件を超えています。

しかし…

実際にあった不適切な通報:
「新幹線の始発の時間を教えて欲しい」
「ホテルのスタッフがいないのでチェックインできない」
「テレビの調子が悪いから直しに来て欲しい」

資料 県警 通信指令室

事件・事故とは関係がなく、緊急性もない通報が8800件余りに上りました。

スマートフォンの押し間違いなどで、誤ってつながった110番などを合わせると、全体の3分の1・3万件以上になるということです。

県警 通信指令課の担当者:
「110番で何とかしてもらいたいというのはわかるのですが、こちらは緊急の電話ですので、本当に助けを必要とする人への対応が遅滞してしまいますので、改めて皆さんに適正な利用をお願いしたい」

警察は落とし物など緊急性のない相談などについては『♯9110』を、問い合わせなどは必要な機関にしてほしいと呼びかけています。

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