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大きな目や鼻に立派なひげ 今年はどんな顔? 芦ノ尻道祖神祭り「平穏な一年になって」

山あいの集落の伝統行事です。長野市大岡の芦ノ尻集落で、7日、しめ縄飾りなどで神様の顔「神面」を作り、無病息災を願う道祖神祭りが行われました。今年はどんな顔ができたのでしょうか。

大きな目や鼻に、立派なひげも。長野市大岡の芦ノ尻集落に伝わる「神面」です。

集落の無病息災などを願って、毎年、道祖神の石碑に作るもので、今年も作り替えの時期を迎えました。

古い「神面」を外したら、早速、新しい「神面」作りです。

使うのは、集落の家々から集めたしめ縄飾りなど。保存会のメンバーで話し合いながら作るため、毎年、表情が異なります。

住民:
「もうちょっと鼻が上を向いた方がいいかも」

現在の集落の住民は26世帯48人。高齢化が進み、「神面」作りも影響を受けています。

保存会のメンバー:
「飾りが年々少なくなっているので、隙間埋めたりするのが大変」

住民などが見守る中、1時間半ほどで、新しい「神面」が完成しました。

古いものと比べるとややきりっとした表情をしています。

住民:
「迫力がすごい」
「今年は目が切れ長でいいお顔だと思う。(神面が)石川県の方を向いているから、被災地が穏やかになればいい」

大岡道祖神保存会のメンバー:
「ちょっと小じんまりだけど、人数が人数なので、よくできたと思う。平穏な一年になるように、(願いは)そればかりです」

午後6時からは、古い神面や余った飾りなどを集めて「どんど焼き」も。住民の願いを乗せた炎が高く舞い上がりました。
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長野放送ニュース

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