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中央アルプスの登山道で倒れている人が…心肺停止の状態 御嶽山では68歳女性が低体温症か 遭難相次ぐ

資料 中央アルプス空木岳

10日も長野県内の山岳で遭難が相次ぎました。中央アルプス空木岳では、登山道で男性が倒れているのが見つかり、心肺停止の状態です。また、御嶽山では、60代女性が低体温症とみられる症状を訴え、一時行動不能になりました。

■中央アルプス空木岳 心肺停止の状態

10日午前7時半ごろ、中央アルプス空木岳で通りかかった登山者から「登山道上に倒れている人がいる」と110番通報がありました。

悪天候のため警察が地上から救助に向かい、午後4時前に倒れている男性を発見。

呼吸や脈はなく心肺停止の状態だということです。

所持品から男性は70代とみられています。

倒れていたのは標高2650メートルの登山道の上で、警察は天候の回復を待って11日、ヘリで救助する予定です。

■御嶽山 一時行動不能 低体温症か

資料 御嶽山

長野・岐阜県境の御嶽山では、神奈川県寒川市のパート従業員の女性(68)が体調不良により、一時、行動不能になりました。

女性は10日、14人パーティーで御嶽山に入山し、三ノ池から五ノ池方向へ登山中に、体調不良により動けなくなりました。

午後4時過ぎに同行者から救助要請がありましたが、その後、体調が回復したため、同行者に付き添われ、自力で山荘に移動しました。

警察によりますと、低体温症とみられる症状だったということです。けがはありません。

女性は10日夜は山荘に宿泊し、体調をみて、下山する予定です。

県内の山岳では、週末から遭難が相次ぎ、これまでに2人が亡くなっています。

県警は「秋山は雪が降ることもある。天候や体力、技量を見極め装備を整え登ってほしい」と呼びかけています。

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長野放送ニュース

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