
山吹 赤 全部のせ 1400円(トッピングなしは730円)
こだわりの「みそラーメン」です。長野県小諸市の老舗みそ蔵が自慢のみそをより気軽に味わってほしいと、会社の建物を改修し、ラーメン店をオープンさせました。早速、人気を集めています。

信州味噌ラーメン 山吹(小諸市)
みそのスープにストレートの中華麺を合わせたラーメン。
ラーメンを食べた人:
「濃厚なみその感じがしておいしかった。夢中になって食べちゃいました」
多くの客でにぎわうのは、10月1日に小諸市にオープンした「信州味噌ラーメン 山吹」。その名の通り、みそラーメン専門店です。
塩尻市から:
「ザ・みそって感じでおいしくいただいた」
東御市から:
「みその味が濃厚なんですけど、しょっぱいわけではなくて、スープも全部飲んでいいかなぐらいのおいしさ」

大正時代の様子 提供:酢久商店
客も納得のみその味。それもそのはず、この店は「みそ蔵」が直営しています。
創業およそ350年の「酢久商店」。江戸時代に小諸藩主から土地をもらい受け、みそやしょうゆなどを醸造したのが始まりです。
代表作「紅浅間」で知られる昭和の画家・小山敬三の生家でもあります。

酢久商店のみそ
厳選した大豆・塩・麹と、ミネラル豊富な浅間山麓の伏流水で仕込むのが主力商品の「山吹味噌」。蔵に住み着く「蔵つき酵母」により、独特の風味が生まれると言います。
そんなみそ蔵の建物の一角を改装したのが今回のラーメン店です。
酢久商店 広報・羽毛田有智穂さん:
「山吹みその可能性を広げることができる料理、皆さまに気軽にお越しいただける料理と考えラーメン店をオープン。当社のみそについて知っていただけるきっかけづくりになれば」

山吹 赤 全部のせ 1400円(トッピングなしは730円)
提供しているのは2種類。
「山吹赤」は、毎年、予約した客だけのために仕込んでいる高級みそを使用。鶏白湯ベースのスープと合わせ、みそのうま味や甘さを引き出しました。

山吹 白 全部のせ 1400円(トッピングなしは730円)
一方、「山吹白」は、甘みが特徴の3種類のみそをブレンドして使用。見た目は赤に似ていますが、豆乳を加え、クリーミーな味わいに仕上げています。
トッピングと一緒に乗せるのが「追い味噌」。溶きながら食べると、みその味わいをより深く感じることができます。

スープ
塩尻市から:
「白はクリーミーで、赤はコクがあって、それぞれ特徴があっておいしかった。みそ蔵でラーメン店始めるというのは聞いたことないので、珍しくていいと思う」
「おみそがトッピングであって、味変ができたので、二度楽しめた」

麺
信州味噌らーめん山吹・川口英行店長:
「もう一度、『山吹味噌ラーメン』を食べたいと思ってこの雰囲気も感じてもらって気軽に来ていただければいい」
みそ蔵直営のラーメン店。みその食文化が根付く信州で新たな風を吹かせます。