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地域住民のつながり・家族の絆 5年ぶり「地区運動会」復活 “3世代”幼児から80代まで1200人参加

待望の復活です。台風やコロナの影響で中止となっていた長野市篠ノ井地区の運動会が8日、5年ぶりに開かれました。およそ1200人が参加。地域のつながりを深める場となりました。

8日、長野市で行われた「篠ノ井中央地区市民運動会」。幼児から80代までの「3世代」が一緒になって地区ごとに競い合います。

実行委員長・室賀秀一さん:
「横のつながりも大切だと思います。孫の世代からおじいさんおばあさんまで縦のつながりも大事だと思います。そんなことを意図しながら運動会を進めたい」

東京オリンピック翌年から始まった恒例行事ですが、今年は5年ぶりの開催です。

2019年は篠ノ井地区も被害が出た台風19号災害で中止に。2020年から2022年までは新型コロナの影響で開催を見送りました。

実況:
「“ケツ”圧測定リレー、スタートしました」

運動会を待ち望んでいた住民たち。気合が入ります!

応援も白熱!

「珍プレー」もー。

コロナ禍を経て例年よりも減りましたがそれでもおよそ1200人が集まりました。

こちらは地区の人口が196人と最も少ない柳沢地区。およそ2割の38人が参加しました。

参加した住民(小5):
「あんまり会わない人だと、(普段)話せないけど、こういう機会で仲良くなれたのでよかった」
「大人も子どもも一緒にできるのが楽しかった」

柳沢地区・村松守義区長(69):
「われわれのような年代からすると、一つの大きなまとまりになる一大事業だと思うんですけど、区長とすれば、難しい時代かなと。つながりという面で考えると、参加してみないと良さが分からないんじゃないかと」

コロナ禍で交流の場が減っていったこの4年。運動会は地域のつながりを再認識する場にもなりました。

初参加(南条地区):
「僕も5年ぐらい前に篠ノ井に来たばかりで、知らない人も多かったんですけど、他の人たちとも仲良くなれる気がしていい」

初参加(五明地区):
「コロナも明けて、いろいろなつながりもなかった中で、近所の人と会うことができるので、コミュニティーのつながりとしては一番いいのでは」

こちらは東横田地区の平尾さん一家。3世代そろって「玉入れ」に参加します。

孫・陽貴さん(5):
「(何個入れたい?)5個」

祖父・平尾啓人さん(75):
「(3世代での参加は)ないです、初めて。(孫が5歳になり)ちょうどいいタイミングでしたかね」

いよいよ出番に―。

家族協力し合って玉を投げ入れます。

祖母・より子さん(71):
「(啓人さんと陽貴さんの)2人で5つ入ったんじゃない?」

父・貴啓さん:
「何個入った?」

孫・陽貴さん(5):
「1個」

見事勝利!

孫・陽貴さん(5):
「たのしかった」

祖父・平尾啓人さん(75):
「いい思い出になりました」

父・貴啓さん(41):
「親孝行できたなと思います。地域の方と触れ合えますし、みんなで一緒にやるという、忘れていたものが出てきた」

最終競技は小学生から50代までがバトンをつなぐその名も「人生リレー」。

最終組の東横田地区はー。

大声援を受け―。

トップでゴール!

東横田地区・平尾啓人さん:
「昔から横田はそういう団結力ありますから、久しぶりにこういう運動会で見せてもらいました」

実行委員長・室賀秀一さん:
「運動会通じて、困ったときは周りの人を頼ってもいいんだと、少しでも生かしてもらえたら」

地域のつながり―。

家族の絆ー。

住民たちは5年ぶりの運動会を楽しみました。

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