長野市の権堂アーケード（2023年9月30日）
高校卒業後もシンガー・ソングライターとして活動。ライブハウスに出演したり、権堂のカクテルバーで歌ったりしてきました。
その後、結婚、出産、子育てと活動が減る時期もありましたが、路上ライブは続けてきました。
しかし、その20年程の間に権堂はー。
権堂アーケード（1990年代）
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん：
「（以前は）週末の夜になると、お祭りみたいなにぎやかな街だったんですけど、少しずつ少しずつ元気がなくなってきていたんですね」
権堂アーケードのにぎわい（1980年代）
かつて県内随一の繁華街として栄えた権堂。
1998年の長野オリンピック以降、景気低迷もあって徐々にぎわいが失われていきました。
コロナ禍で人通りが少なくなった権堂アーケード（2020年）
さらに、2020年からのコロナ禍が追い打ちとなり人通りも営業する店も減りました。
蓮香さんはその様子を間近で見てきた一人です。
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん：
「人が全然歩いていないような感じで、照明も暗いし、見渡せてしまうような感じ。人の声も聞こえないし、という感じですごく寂しい印象になりました。これなんかは権堂の当時の景色が残っている貴重な写真なので、懐かしいなというのと寂しいなという気持ちですね」
権堂を励まそうと作った2曲「権堂で会いましょう」と「権堂で呑みましょう」
蓮香さんはそうした権堂を励まそうと2つの曲を作りました。
「権堂で会いましょう」と「権堂で呑みましょう」です。
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん：
「覚えていただけるような簡単なフレーズにさせていただいたので、サビだけでも覚えて、人の足が戻ってきてくれたらうれしいなと」
居酒屋 てびねり 店主
2つの曲は商店街関係者の耳にも届き、9月、アーケードのBGMに採用されました。夕方4時半から1時間ごとに流されています。
飲食店の店主たちはー。
居酒屋 てびねり 店主・川橋哲平さん：
「活気がなくなってきた権堂商店街に目を向けてくれたというのがかなりありがたいこと。(権堂が)元気になるような曲ですごくよかった」
シェアする
