
シンガー・ソングライター 蓮香亜衣さん
特集は街を励ます歌です。長野市のシンガー・ソングライターの女性が作った歌が、今、繁華街・権堂で流れています。女性にとって、権堂は長く「路上ライブ」をしてきた大切な場所。歌に込めた思いを取材しました。

長野市の権堂アーケード
夕方の権堂アーケード。
9月から4時半になるとある曲がスピーカーから流れてきます。
♪「~だから ごんごん権堂で会いましょう ごんごん権堂で出会いましょう しょげた心も前向きに 権堂で会いましょう~」

路上ライブ(9月30日)
市民:
「ウキウキする感じがしました」
「自分も一緒に歌いたくなるような感じでした」
「すごく元気が出ますね、やっぱり明るい曲だからね」

シンガー・ソングライター 蓮香亜衣さん
明るく、思わず口ずさみたくなる曲。歌っているのはー。
長野市のシンガー・ソングライター蓮香亜衣さん(41)です。
曲は、この春、作った「権堂で会いましょう」。
蓮香さんはおよそ20年、権堂で路上ライブを続けています。
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん(41):
「もともと権堂に思いを寄せた歌というのができたらいいなって前から思っていて、それが権堂で出会った人たちから刺激を受ける中でヒントを得て、1曲の作品にようやくなった」

インタビューに答える蓮香亜衣さん
幼い頃からピアノに触れ音楽が好きだった蓮香さん。
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん:
「(高校時代は)当時、女性シンガーというのがはやっていて、椎名林檎だったりとか矢井田瞳とかaikoとか」

過去の路上ライブ 画像提供:蓮香さん
女性アーティストに憧れ高校2年生の時からギターやピアノで弾き語りをするようになりました。
権堂で路上ライブをするようになったのもその頃から。
シンガー・ソングライター・蓮香亜衣さん:
「権堂って昼と夜の2つの顔があるというか、そこが面白くて。昼に歌っていたら、買い物帰りのおばちゃんだったりとか主婦層の方が聴いてくれるようなことが多かったり。夜は週末のサラリーマン、会社帰りのサラリーマンの方が酔っ払って聴いてくれるような、そういうのも楽しくって」