“脱はんこ”…思わぬ需要「登録番号のはんこ」駆け込み注文増　インボイス制度に対応「一押しで済む」

あさって10月1日から始まるインボイス制度です。登録事業者は請求書や領収書に、税務署から発行される登録番号を記載するが必要があり、はんこ店では、登録番号のはんこの注文が増えています。

数字が刻まれたゴムを木に貼り付け、ゴム印が作られていきます。

（記者リポート）
「まもなく始まるインボイス制度。登録番号を押すハンコの需要が高まっているといいます」

長野市のはんこ店です。今、注文が増えているのが「登録番号」のはんこです。

10月1日から始まるインボイス制度では、登録事業者が請求書や領収書を発行する際、「登録番号」を記載する必要があります。

こちらの店では登録番号のゴム印の注文が、9月29日までに100件以上入っているということです。

はんこがあればこれまでの領収書の様式でも使い回すことができ、レジなどのシステムの切り替えが間に合わない場合でも対応しやすいためです。

長野はんこセンター　ミヤザキ印・宮崎清之社長：
「月末になって急に増えてきています。きょうも何人かご注文いただいている。簡単にできる、はんこで一押しすれば済むと」

脱はんこの流れの中、思わぬ需要が生まれています。