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新幹線で荷物を JR東日本が農産物など大量輸送の実証実験 輸送力不足「2024年問題」にらみ

輸送の実験です。JR東日本が北陸新幹線で農産物などを運ぶ実証実験を行いました。背景にあるのはトラックの輸送力不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」です。

新幹線の中に運び込まれる荷物。長野市の車両センターで行われたJR東日本の輸送サービス「はこビュン」の実証実験です。

乗客のいない12両編成のうち、5両に県内産のシャインマスカットや薬品、精密機械部品などおよそ700箱を積み込みました。

(記者リポート)
「運び込まれてきた荷物は、普段私たちが利用する座席近くに置かれ、輸送されていきます」

駅のホームで荷物を積むサービスは既に実現していますが、今回は大量輸送の実現を視野に入れています。

背景にあるのは物流業界の「2024年問題」。2024年4月からトラックドライバーの時間外労働が年間960時間に規制され、輸送力の不足が懸念されています。

JRは、新幹線の速さを武器に2024年以降の事業化を目指しています。

JR東日本 マーケティング本部・堤口貴子マネージャー:
「トラックで運んでいるけれども新幹線で運んだ方がいいものってあるはずで、そういうものを移行することによって2024年問題にも対応できるんじゃないかな」
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長野放送ニュース

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