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パリ五輪かかった大一番へ マウンテンバイク北林力選手 弟が整備「兄弟の夢」実現近づく

左:山本幸平監督 右:北林力選手

師匠の山本選手は第一線を退いたあとチームの監督に。北林選手は山本さんの技術や知識を吸収してきました。

北林力選手:
「4大会連続、アジアから、日本から、幸平さんが出ている選手だったので、自分がそれを『つなげなきゃだめでしょ』というふうには思える。自然とそういうマインドセットに入る、そういうのが一番大事なのかな」

■メカニックは弟・仁さん

弟の仁さん(21)

頼もしい存在は身内にも。

弟・仁さん:
「これが兄がアジア選手権に出る、本番用の自転車」

弟の仁さん(21)。兄と同じマウンテンバイク選手で、チームメイトでしたが、引退して、この夏、自宅の一角にバイクショップをオープン。兄・北林選手のバイクのメンテナンスを担っています。

北林力選手:
「弟が、僕がどんなセッティングが好きかとかは、一緒に乗って育ってきたので、分かってくれているのはあるので、自分は信頼はしていますね」

ジャージ

店の中にはー。

北林力選手:
「弟がサポートしてくれた最初の全日本選手権でとれたジャージ、あれだけはあそこに飾っている。他の人が分からないことも分かるので面白い関係かな」

■兄弟で世界を戦いたい

選手とメカニックという立場に変わりましたが、兄弟の夢は昔と変わっていません。

弟・仁さん(21):
「『世界で兄弟で戦いたい』というのが夢だった。五輪がかなえたい一つだったので、かなえられたらいい。(アジア選手権は)普段通りいけば、大丈夫かなとは思っている。あまり意識せずに、いつも通りただ整備して、送ってあげればな」

左から母親の光子さん、父親のショーンさん、北林力選手

両親は温かく見守っています。

母・光子さん(53):
「自分の好きなことを一生懸命やっているので、それをがんばっている姿を見るのは、すごくうれしい」

父・ショーンさん(53):
「問題なければ速い選手と思っているので、どのレースでも無事に、問題なく。見ながらいつも応援している」

■大一番へ「ワクワクしている」

北林力選手

パリオリンピックまで300日を切りました。10月のアジア選手権で優勝すれば、パリ行きの切符を獲得できます。

北林選手は、2022年のチャンピオン。優勝の最有力候補です。

長野県白馬村出身のマウンテンバイクの北林力選手

北林力選手(23):
「1番以外ないですね。自分が万全の状態で走れば、いい結果は間違いなく出るとは思うので、そういうモチベーションを持ちながら残りの日を生きていく。白馬村で育って、五輪のマークがそこら中にあるんですよね。いよいよそれを手につかみにいく、ワクワクした状態で今、いられますね」

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