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パリ五輪かかった大一番へ マウンテンバイク北林力選手 弟が整備「兄弟の夢」実現近づく

マウンテンバイクの北林力選手(白馬村出身)

特集はオリンピックを目指すアスリートです。長野県白馬村出身のマウンテンバイクの北林力選手。整備を担当する弟と夢の実現に向け、10月、オリンピック出場がかかった大事な大会に挑みます。

■8歳からマウンテンバイクに

白馬村の自宅近くのコースで調整をする北林力選手

勢いよく山を駆け降りるマウンテンバイクの北林力選手。この日は白馬村の自宅近くのコースで調整をしていました。

北林力選手:
「アジア選手権まで、コンディションを高めていくタイミングです」

10月、パリオリンピック出場がかかった大一番・アジア選手権に挑みます。

左から父・ショーンさん、弟の仁さん、当時9歳の北林力選手(画像提供:北林選手)

北林選手はニュージーランド人の父・ショーンさんと、日本人の母・光子さんの間に生まれました。

ショーンさんの影響で、8歳からマウンテンバイクにまたがりました。

北林力選手

北林力選手:
「マウンテンバイクは、純粋に『夏やる楽しいこと』という感覚で捉えてやっていた」

■高校卒業後に転機

2015年、全中スキーのアルペン大回転では優勝

子どもの頃、マウンテンバイク以上にのめり込んだのはスキー。

白馬という恵まれた環境の中、実力をつけ、全中スキーのアルペン大回転で優勝したこともあります。

世界ジュニア選手権(2016年)

その後、マウンテンバイクでも世界大会に出場するなど、しばらく「二刀流」の状況が続きましたが、高校卒業後に転機が訪れます。

北林力選手:
「山本幸平さんが『チームをつくる』って言って、そこに呼ばれたのもあった」

右:山本幸平選手 真ん中:北林力選手(画像提供:北林選手)

オリンピック4大会連続出場の山本幸平選手。長く日本を引っ張ってきた「レジェンド」です。

「世界と戦いたい」と思い始めていた北林選手は、迷わず山本選手のチームに入り、バイクに専念。オリンピアンの背中を追って力をつけてきました。

北林力選手:
「オリンピックに対しての経験とか気持ちをダイレクトに教われるので、そういうのはすごくいい」

■山本幸平さんの技術や知識を吸収

自宅近くのコースで調整をする北林力選手

北林選手の武器は下りでのスピード。度胸はスキーで養われました。

北林力選手:
「下りで恐怖心があんまりないのが、良くも悪くもなんですけど、勢いがあるところ」

その後、各年代で国内トップの成績を残し、2023年の全日本選手権では2冠を達成。世界選手権などで、強豪選手としのぎを削っています。

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