
旬の「秋レタス」を使った料理
特集は旬の「秋レタス」です。長野県産レタスは収穫時期によって「春レタス」、「秋レタス」と分けて呼ぶことがあります。これまで味わいは春レタスの方が上とされてきましたが、近年は秋レタスも向上しているということです。そこで秋レタスの収穫が始まった産地とレタスを取り入れたメニューを得意とする料理店を取材してきました。

県内有数のレタスの産地・塩尻市洗馬
みずみずしいレタス。ここは県内有数の産地・塩尻市洗馬です。8月下旬、農家の酒井重良さん(58)が収穫に精を出していました。
農家・酒井重良さん:
「シャキっとしていてみずみずしいと思う。良いものができたと思う」

農家・酒井重良さん
酒井さんはこの時期、1日約3200玉をJAを通じて首都圏などに出荷しています。
生産量全国1位の信州のレタス。洗馬では4月下旬から7月上旬に収穫するものを「春レタス」、8月上旬から10月下旬までのものを「秋レタス」と呼んでいます。
農家・酒井重良さん:
「品種も改良されて、秋のレタスってひと昔前はあまりおいしくないイメージがあったが、葉が薄くてみずみずしい、春に近い感じのレタスになってきた」

みずみずしい秋レタス
かつては低めの気温で育てられた春レタスの方が「味も食感も上」とされてきましたが…。
(記者リポート)
「みずみずしいですね。レタス独特の爽やかな風味に、ほんのりと甘みも感じます」
農家・酒井重良さん:
「『これ春のレタスか』っていうほど、ひと昔前の秋のレタスのイメージとは違いますね」

中国料理店「中信会館 龍胆」
農家自慢の「秋レタス」。サラダなど生で食べるのも良いですが、おいしく食べる方法はまだまだあります。
こちらは市内の中国料理店「中信会館 龍胆」。

「サーモンレタスチャーハン」(税込913円)と「レタスとキノコのオイスターソース炒め」 (税込660円)
レタスをふんだんに使ったメニューを2品、提供しています。「サーモンレタスチャーハン」(税込913円)と「レタスとキノコのオイスターソース炒め」 (税込660円)です。

中信会館 龍胆・花岡隆浩総料理長
総料理長の花岡さんは洗馬出身ということもあり、地元産を中心にレタスを料理に取り入れています。
中信会館 龍胆・花岡隆浩総料理長:
「洗馬のレタスは詰まり具合ですとか、みずみずしくおいしいレタスかなと。広大な土地にレタスが実っていて、収穫も早朝から行っていて、ああいった苦労もおいしさにつながっているひとつの要因なのかなと思います」