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“不明者の叫び”「早くみつけて」御嶽山捜索でストック発見 「山びこの会」来年以降も捜索の継続訴え

7月に行われた御嶽山噴火の行方不明者捜索で見つかったストックの持ち主がこのほど確認されました。遺族らでつくる「やまびこの会」が会見を開き、捜索の継続を訴えました。

2023年7月、御嶽山の山頂に近い「八丁ダルミ」で、9年前の噴火で行方不明となった5人の捜索が行われました。

現場からストックや手袋、サングラスが見つかり、持ち主の特定が進められていました。

捜索を要請した「やまびこの会」は9月13日県庁で会見し、このうちのストックが行方不明の男性の物だったと発表しました。

やまびこの会・シャーロック英子 事務局代表:
「今回見つかったストックは『早く見つけ出してくれ』という不明者の叫びのよう」

メーカーや塗料を手掛かりに持ち主を特定し、8月、木曽警察署で男性の家族に渡されたということです。

家族の意向で名前などは公表していません。

県は、組織的な捜索を行うのは今年が最後としていますが、やまびこの会では、2024年以降も捜索を要請する考えです。

やまびこの会・シャーロック英子 事務局代表:
「初めて所持品が出てきたのに(捜索を)やらないなんて考えられない。それに対して県、県警ももう少し積極的になってもらいたい」
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長野放送ニュース

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