
中学校の体育の授業で「弓道」
弓道が盛んな長野県阿南町では中学校の武道の授業でも「弓道」を取り入れ生徒たちは「集中力」を養っています。県内の中学校で弓道を行っているのは珍しいということです。
張り詰めた空気。高校の部活ではありません。中学校の体育の授業です。
阿南町の阿南第二中学校では、5年ほど前から武道の学習に「弓道」を取り入れています。多くの学校は「剣道」などを採用していて県内でも珍しい授業です。

中学校の体育の授業で「弓道」
なぜ、弓道を選んだのでしょうか?
こちらは毎年1月に行われている伝統の「新野の雪祭り」。弓に矢をつがえて射る場面があり、生徒たちも弓矢になじみがあります。
また、地元には「阿南弓友会」の弓道場もあることから始めたということです。

中学校の体育の授業で「弓道」
授業は年間8時間。4日は2年生の最後の授業でしたが、すでに的に当てる生徒も多くいます。
生徒:
「難しいけど、とても楽しいです」
「ひとつひとつ、どうやったらできるかを自分の中でやって、ひとつひとつ集中するようにしています」
阿南弓友会・金田磯子さん:
「精神統一、集中力を養うということもあるが、体の条件も関係なくどなたもできるところが素晴らしい」

中学校の体育の授業で「弓道」
実は信州は弓道が盛んな地域。高校の部活に弓道部がある割合は、全国で3番目の多さです。
阿南弓友会では、子どもの頃から弓道に親しんでほしいと話していました。