
提供:長野県警
今年の夏山シーズンに長野県内で発生した山岳遭難は101件で、このうち疲労によるものが19件と過去5年で最も多くなりました。県警は猛暑が影響したのではないかと見ています。

今年の7月~8月の夏山シーズンに県内の山岳で発生した遭難
今年の7月から8月の夏山シーズンに県内の山岳で発生した遭難は101件・101人でした。年齢別では60歳以上が半分の52人を占めています。
遭難の内訳で最も多いのが転倒で35人、転落・滑落が22人。疲労は19人で過去5年で最も多くなりました。

県警 山岳遭難救助隊・岸本俊朗隊長
疲労による遭難が多い理由はー。
県警 山岳遭難救助隊・岸本俊朗隊長:
「猛暑の影響もある。軽い熱中症、脱水症でのバテの遭難もあるので、あとはトレーニング不足」

資料 北アルプス穂高連峰
また、死者は10人で去年より4人増えこのうち6人が穂高連峰で死亡しています。

提供:長野県警
これから秋の紅葉目当ての登山者が増えると予想され、県警は改めて防寒や日没を意識した対策を呼び掛けています。