
17日、リニア中央新幹線のトンネル工事で出た重金属を含む土の活用方法を長野県飯田下伊那地域の市町村長が視察しました。掘り出した土のうち、基準値以上のヒ素などを含む「要対策土」はその処分が課題となっています。
JR東海によりますと、土に薬剤を混ぜることで重金属が地下水に溶け出す量がおよそ10 分の1に減る効果があったということで、大鹿村で盛土や擁壁を試験的に作り、強度や安全性を調べています。
JR東海は「要対策土」を自社の敷地のほか、公共事業でも活用できないか呼びかけています。
視察を終えた飯田市の佐藤健市長は「住民の感情を考えながらやっていくことになる」と慎重な姿勢を崩しませんでした。
JR東海によりますと、土に薬剤を混ぜることで重金属が地下水に溶け出す量がおよそ10 分の1に減る効果があったということで、大鹿村で盛土や擁壁を試験的に作り、強度や安全性を調べています。
JR東海は「要対策土」を自社の敷地のほか、公共事業でも活用できないか呼びかけています。
視察を終えた飯田市の佐藤健市長は「住民の感情を考えながらやっていくことになる」と慎重な姿勢を崩しませんでした。