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伝統野菜味わって「ていざなす」収穫祭 「志げ子なす」と食べ比べ 限定の冷やしラーメンも

旬を迎えた伝統野菜です。長野県天龍村で29日、「ていざなす」の収穫祭が開かれ限定ラーメンも振る舞われました。また、喬木村の伝統野菜「志げ子ナス」との食べ比べも行われました。

紫色の大きなナス。天龍村で130年以上前から栽培されている伝統野菜「ていざなす」です。

旬を迎え、29日、初めての収穫祭が開かれました。

一番の目玉は、ゆでた「ていざなす」1本分を乗せた冷やしラーメンです。

多くの人に味わってほしいと、生産者の組合と飯田市のラーメン店が共同で開発しました。

柔らかく甘いナスの特徴を引き出すため、さっぱりとした味付けにしています。

先着200人に無料で振る舞われる―。

ラーメンを食べた人:
「ていざなすもトロッとしていて、タレもトロッとしていてちょうどいい」
「おいしいですよ。ナスも柔らかくて、ちょっと甘くて」

ていざなすをトッピングしたガレットなども提供され大好評でした。

天龍村ていざなす生産者組合・板倉貴樹組合長:
「伝統野菜を若い世代に食べていただきたいということで、若い世代にも受け入れられるメニューということで(ラーメンを)選んだ。『すごくおいしい』と評判で、つくってよかったです」

さて、販売会場には「ていざなす」と同じような大きさのナスもー。

喬木村の伝統野菜「志げ子なす」です。喬木村の池田志げ子さんが長く栽培してきたことから名前が付けられました。

特徴は先端がとがっていてアクが少なく実が柔らかいこと。

現在、村では50軒ほどの農家が栽培していて、おいしさに魅了された村の女性たちで作る「志げ子なすガールズ」がおいしい食べ方などを発信しています。

「ていざなす」と「志げ子なす」の食べ比べ―。

食べ比べた男の子:
「ていざすは、志げ子なすより酸っぱさが少なくておいしかった。志げ子なすは酸っぱいのが多いけど、とてもおいしい」

志げ子なすガールズ・小林美和さん:
「同じナスのように見えて違いがある。それぞれの特長があって、こんなにおいしいナスがそろうのは幸せなこと。ナスで盛り上がっていけたら、楽しみが広がる」

南信州が誇る伝統野菜。今後もPRを続けます。

ていざなすを乗せた限定ラーメンは、8月1日から1カ月間、飯田市と天龍村の店でも販売されるということです。
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長野放送ニュース

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