
御嶽山 「八丁ダルミ」の立ち入り規制が緩和(7月29日)
長野・岐阜県境の御嶽山で29日、王滝頂上と最高峰の剣ヶ峰(3067m)を結ぶ「八丁ダルミ」の立ち入り規制が緩和され、2014年の噴火災害後、初めて一般の登山客が足を踏み入れました。

御嶽山 王滝頂上から見た八丁ダルミと剣ヶ峰
快晴に恵まれたきょうの御嶽山。

御嶽山 「八丁ダルミ」の立ち入り規制が緩和(7月29日)
午前10時半に王滝村の越原道広村長が王滝頂上の規制看板を外すと待ちわびた登山者が次々に「八丁ダルミ」へ足を踏み入れました。
多くがヘルメットを被っています。

御嶽山噴火(2014年9月27日)
一般の登山客が「八丁ダルミ」を歩くのは63人の死者行方不明者を出した2014年9月27日の噴火災害以来初めてです。

御嶽山 規制緩和された登山道(Google Earthより作成)
これで、山頂を踏んで王滝村と木曽町の間を縦走することが可能となりました。
「八丁ダルミ」は火口に近く身を隠す場所もほとんど無いことから噴火当時多くの犠牲者が出ました。

噴火以来初めて一般の登山者が足を踏み入れる
長く立入規制が続いてきましたが、新たに2基の避難シェルターを設置し、火山活動も落ち着いていることから規制を緩和しました。
山頂付近の規制が緩和されるのは7月29日から10月11日までです。