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通園バス「置き去り」熱中症で死亡する事故相次ぎ…国が義務化「安全装置」 園長「二重・三重のチェック」

暑さの中、園児が送迎バスに置き去りにされ熱中症で死亡する事故が相次いだことを受け、安全装置の設置が義務づけられました。長野県辰野町も今月7月に設置し、25日、園長とドライバーが取り扱いなどを確認しました。

辰野町の保育園バス。エンジンを切るとー。

業者:
「これ(警告音)が鳴ります」

警告音は、車内最後列にあるボタンを押すと止まります。これが置き去り防止安全装置です。

辰野町は町内2園のバスに今月設置し、25日、園長と委託先のドライバーが業者から説明を受けました。

送迎バスの置き去りをめぐっては、福岡や静岡で園児が熱中症で死亡する事故が起き、国は対策として2023年4月に安全装置の取り付けを義務付けました。

安全装置はエンジン停止後、警告音を消すためドライバーがバスの後ろに行くまでに置き去りがないか確認することが目的です。

仮に見逃した場合も車内の超音波センサーが人の動きを察知すると、大きな警告音が鳴る仕組みになっています。

町内の園長:
「二重三重のチェックでありがたいかなと思っています。ただそこに安心するんじゃなくて、しっかり確認というのは必ずしていきたい」

県内の安全装置の設置率は6月末時点で59.1%。

現在は代替措置が認められていますが、年度末までに整備を済ませる必要があります。
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長野放送ニュース

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