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【戦後78年】275人が集団自決…「満蒙開拓」の悲劇語る 日系ジャーナリストが講演

「満蒙開拓団」について著作がある日系アメリカ人のジャーナリストがおととい22日、長野県阿智村の平和記念館を訪れ、講演しました。

日系4世のエィミ・ツジモトさん。終戦2日後に起きた開拓団の悲劇を語りました。

熊本県の「来民開拓団」は全国で唯一、被差別部落の住民を中心に作られ大陸に渡りましたが、終戦時、現地の関東軍は開拓団を守れず、275人が集団自決に追い込まれます。

日系ジャーナリスト エイミー・ツジモトさん:
「(住民たちは)差別を受けて来た。でも、差別がなくなるからと満州に渡った。国は最終的に彼らを裏切った」

会場では、唯一生き残った少年の記憶を元に作った、紙芝居の映像も流れました。

県内は全国最多の開拓団を送り出しましたが、訪れた人は他県でも多くの犠牲者が出た事実に耳を傾けました。
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長野放送ニュース

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