思い出の一杯が復活です。長野県山ノ内町・渋温泉で愛されていたラーメンが女性店主の命日に合わせ6日、一日限定で復活しました。コロナの影響で復活は4年ぶり。待ちわびていた多くのファンでにぎわいました。
しょうゆベースのスープに縮れ麺をあわせて、そこにピリ辛の「豆腐あん」をたっぷり。「とうふラーメン」の完成です。
客:
「おいしいです、ちょい辛で」
思い出の味。4年ぶりに一日限定で復活しました。
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「待ってましたという感じで、長かったですね。思い出はそれぞれだと思いますけど、『特別なもの』というのは共通しているんじゃないか」
山ノ内町・渋温泉で営業していた「米龍」。「ヨネちゃん」こと浦野米子さんが店主で、「とうふラーメン」が看板メニューでした。
気さくな人柄とラーメンの味で、およそ40年にわたって愛されてきました。
米龍・浦野米子さん(2012年):
「1年中休みなし、元気いいでしょう」
しかし2015年8月、浦野さんが体調を崩し閉店。
翌年の2016年6月6日、90歳で亡くなりました。
「あの味をもう一度」。
(2017年、試作の様子)
「(麺と)絡めばもっと…マーボーもっと多くてもいい」
レシピは残っていなかったため地元の常連客たちが舌を頼りに味を再現し、2017年から「ヨネちゃん」の命日、6月6日に一日だけ地元の旅館を借りて「とうふラーメン」を復活させてきました。
毎年、多くのファンが訪れていましたが、新型コロナの影響でここ3年は特別営業を見合わせていました。
コロナ禍も落ち着き今年は4年ぶりの復活です。
この3年間も味の研究を続け、決め手となる豆板醤が効いた「あん」の出来は…
「豆腐あん」担当:
「今年が一番近いと先輩たちも…。昔、米龍で食べたのを思い出すくらい、おいしくできました」
開店前から列も…
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「『米龍』再現、復活させていただきます。思い出に浸りながら召し上がってください」
午前11時の開店と同時にほぼ満席―。
地元客:
「年に1回とはいえ、復活してくれてうれしい。渋温泉の人間にとってはソウルフード、待ってた味ですね」
「うれしいことですよね、こうして米龍さんを思い出せるのは。(店で)ヨ子ちゃんが子どもあやしたりしてくれたり、おしゃべりしながらラーメン食べた」
「辛い!なつかしいね」
こちらは、よく訪れていたという地元の女性たちです。
地元客(84):
「(昔は外食が)ぜいたくだったから、行くのが何よりの楽しみで。(米龍の味と)変わりないです。上手に作っていただいている、懐かしいです。最高にうれしいです」
4年ぶりの復活。多くのファンが訪れ「ヨネちゃん」の思い出とともに懐かしの一杯を味わいました。
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「私の中では『米龍祭り』と呼んでいますけど、ヨ子ちゃんのことですから、きっとニコニコしながら喜んでくれているだろうと。背中丸めて喜んでくれていると思います」
米龍の「復活」営業は、このあと夜9時まで渋温泉の小石屋旅館で行われています。
しょうゆベースのスープに縮れ麺をあわせて、そこにピリ辛の「豆腐あん」をたっぷり。「とうふラーメン」の完成です。
客:
「おいしいです、ちょい辛で」
思い出の味。4年ぶりに一日限定で復活しました。
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「待ってましたという感じで、長かったですね。思い出はそれぞれだと思いますけど、『特別なもの』というのは共通しているんじゃないか」
山ノ内町・渋温泉で営業していた「米龍」。「ヨネちゃん」こと浦野米子さんが店主で、「とうふラーメン」が看板メニューでした。
気さくな人柄とラーメンの味で、およそ40年にわたって愛されてきました。
米龍・浦野米子さん(2012年):
「1年中休みなし、元気いいでしょう」
しかし2015年8月、浦野さんが体調を崩し閉店。
翌年の2016年6月6日、90歳で亡くなりました。
「あの味をもう一度」。
(2017年、試作の様子)
「(麺と)絡めばもっと…マーボーもっと多くてもいい」
レシピは残っていなかったため地元の常連客たちが舌を頼りに味を再現し、2017年から「ヨネちゃん」の命日、6月6日に一日だけ地元の旅館を借りて「とうふラーメン」を復活させてきました。
毎年、多くのファンが訪れていましたが、新型コロナの影響でここ3年は特別営業を見合わせていました。
コロナ禍も落ち着き今年は4年ぶりの復活です。
この3年間も味の研究を続け、決め手となる豆板醤が効いた「あん」の出来は…
「豆腐あん」担当:
「今年が一番近いと先輩たちも…。昔、米龍で食べたのを思い出すくらい、おいしくできました」
開店前から列も…
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「『米龍』再現、復活させていただきます。思い出に浸りながら召し上がってください」
午前11時の開店と同時にほぼ満席―。
地元客:
「年に1回とはいえ、復活してくれてうれしい。渋温泉の人間にとってはソウルフード、待ってた味ですね」
「うれしいことですよね、こうして米龍さんを思い出せるのは。(店で)ヨ子ちゃんが子どもあやしたりしてくれたり、おしゃべりしながらラーメン食べた」
「辛い!なつかしいね」
こちらは、よく訪れていたという地元の女性たちです。
地元客(84):
「(昔は外食が)ぜいたくだったから、行くのが何よりの楽しみで。(米龍の味と)変わりないです。上手に作っていただいている、懐かしいです。最高にうれしいです」
4年ぶりの復活。多くのファンが訪れ「ヨネちゃん」の思い出とともに懐かしの一杯を味わいました。
渋温泉旅館組合・山田和由さん:
「私の中では『米龍祭り』と呼んでいますけど、ヨ子ちゃんのことですから、きっとニコニコしながら喜んでくれているだろうと。背中丸めて喜んでくれていると思います」
米龍の「復活」営業は、このあと夜9時まで渋温泉の小石屋旅館で行われています。