
コロナ禍で制限されていた入国が緩和され、信州にも多くの外国人客が訪れた。復活傾向のインバウンド。そこで信州での滞在をどう楽しんだのか取材した。
にぎわう連休の長野駅。外国人客の姿も目立っている。
ベルギーから:
「湯田中の旅館を予約している。新婚旅行で日本に来たときに一度、松本城に行ったことがあって、もう一度行きたいんだ」
スイスから:
「寺と山を見に行って、そのあと電車に乗って山を回ろうと思っているんだ。上高地にも行くよ!」
インドネシアから:
「湯田中の旅館に行くの、スノーモンキーを見に行くのよ」
入国制限の緩和に円安傾向が手伝い、信州でも増える外国人客。その中で特ににぎわっているのが、南木曽町の「妻籠宿」だ。
有名なガイドブックやイギリスのBBCに取り上げられ、特に妻籠宿と馬籠宿を結ぶおよそ8キロの街道ハイキングが人気だ。
アメリカから:
「ここの素朴な雰囲気が好きだわ。けさ馬籠からここまでハイキングしてきたら本当に気持ち良くて、きれいで静かで良い所よ」
ハイキングの後、おやきを購入したカップル。
ロレンツォさん:
「これは野菜が入っているね」
クラウディアさん:
「それナスよ」
ロレンツォさん:
「とてもおいしいよ」
イタリアから来たロレンツォさん(41)とクラウディアさん(40)だ。
ロレンツォさん:
「3時間も歩いてきたんだ。だから何か食べたかったんだよ」
クラウディアさん:
「伝統的な景観をしていたわ。(ここが好きになりましたか?)ええ、とても好きになったわ。馬籠と妻籠、両方ともね」
一方、店はおやきの具を英語で表記するなどして、しっかりインバウンド対応。
店主:
「ナスですからエッグプラント。みそでクッキング、そのくらいしか言えないですね」
4月、二つの宿場を通った外国人客は5059人。2022年の同じ月のおよそ62倍だ。地元の保存団体は、過去最高の入り込みになるのではとみている。
妻籠を愛する会・藤原義則理事長:
「過去一番、多かった令和元年度(3万7823人)も上回る予感がする。保存をやってきてよかったなということですね」
有名な観光地以外の場所でも外国人の姿が。
長野市のラーメン店。豚骨しょうゆのこってり系が人気だ。
シンガポールから(妻):
「とてもおいしい。お肉がたくさん!麺は弾力があるわ」
シンガポールから来た夫婦。山ノ内町を訪れた後にラーメンを食べに来た。
シンガポールから(夫):
「(この店にしたのは)一番おいしいラーメン店を検索したら、ここが高評価だったから」
長野駅前の店にも―。
イタリアから(夫):
「シンプルなラーメンがとてもおいしいよ」
イタリアから来た家族。長野をたつ前にラーメンを食べに来た。
イタリアから(妻):
「きのうは湯田中行って、けさは地獄谷野猿公苑に行ったの。ここでいったん食事をして東京に出発するの。ものすごくおいしかったわ。全部好きよ、値段も安いしね」
ラーメンは外国人客にも人気だ。
ちりめん亭長野駅前店・横沢伸一店長:
「コロナ禍前も多かったですが、今また同じくらい戻ってきているかと。ありがたいですね、非常にありがたいと思います」
長野駅で出会ったカップル。
アナウンサー:
「なぜあなたは信州に?」
エイドリアン・エノさん:
「大阪や京都はGWで大勢の観光客がいたから、野尻湖に移動しようと。休憩して2人でリラックスしたいな」
オーストラリアから来たエイドリアン・エノさん(24)とオフェリ・ドットマンさん(24)。
関西を回ったあと、長野県に5日、滞在する予定だった。
幸せそうな2人。実は―。
エイドリアン・エノさん:
「日本(奈良県)でプロポーズしたんです」
オフェリ・ドットマンさん:
「(プロポーズは)とてもうれしかったわ。予想していなかったから」
滞在の様子を取材させてもらうことになった。
3日後に待ち合わせた場所は、須坂市の臥竜公園。
アナウンサー:
「なぜ臥竜公園を選んだのですか?」
エイドリアン・エノさん:
「(ネット検索で)臥竜公園にある橋の写真を見て、写真に収めたいと思ってきたんだ」
お目当ての橋へ―。
オフェリ・ドットマンさん:
「すご~い!きれいです」
エイドリアン・エノさん:
「素晴らしいよ。とても美しい」
早速、記念撮影!
2人が暮らしているのは、オーストラリア西海岸の都市・パース。
市民憩いの場も2人にとっては―。
オフェリ・ドットマンさん:
「オーストラリアのパースから来たから、海は見られるけど、山はなくて平らなの。だから山に囲まれていてとても楽しいわ」
エイドリアン・エノさん:
「山が見られるなんて」
オフェリ・ドットマンさん:
「地元とは違うね」
レンタカーで次に向かったのは、コンビニエンスストア!
アナウンサー:
「何を買いましたか?」
エイドリアン・エノさん:
「食べ物をたくさん買ったよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「枝豆が好きなの、あとサラダも!」
エイドリアン・エノさん:
「僕が好きなのはチキンさ、これがおいしいんだよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「時々レストランで郷土食を食べるけど、ほとんどコンビニのご飯なの。スムーズに買えるから、その分もっといろいろなことができるの」
2人は野尻湖畔の宿泊施設に滞在していた。
湖を望むデッキで昼食―。
エイドリアン・エノさん:
「いただきます。大好き」
オフェリさんが「思い出帳」を見せてくれた。
オフェリ・ドットマンさん:
「日本の思い出帳なの」
エイドリアン・エノさん:
「電車の乗車券や駅のスタンプ」
オフェリ・ドットマンさん:
「水族館にも行って、日本の葉っぱもあるのよ」
午後はのんびり釣りを楽しんだ2人。最後に信州の魅力を聞いた。
エイドリアン・エノさん:
「野尻湖は素晴らしくて、リラックスできる、休める場所だよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「時が止まっているかのようよ」
エイドリアン・エノさん:
「長野には他にも素晴らしい場所があるから、また訪れたいんだ。長野の人はみんな優しいんだ。駐車場の料金の支払い方が分からなくて困っていたんだ。そうしたら英語を話せないのに、なんとかして助けようとしてくれて」
アナウンサー:
「もう一度、長野に来たい?」
エイドリアン・エノさん&オフェリ・ドットマンさん:
「もちろん!絶対に来るよ」
にぎわう連休の長野駅。外国人客の姿も目立っている。
ベルギーから:
「湯田中の旅館を予約している。新婚旅行で日本に来たときに一度、松本城に行ったことがあって、もう一度行きたいんだ」
スイスから:
「寺と山を見に行って、そのあと電車に乗って山を回ろうと思っているんだ。上高地にも行くよ!」
インドネシアから:
「湯田中の旅館に行くの、スノーモンキーを見に行くのよ」
入国制限の緩和に円安傾向が手伝い、信州でも増える外国人客。その中で特ににぎわっているのが、南木曽町の「妻籠宿」だ。
有名なガイドブックやイギリスのBBCに取り上げられ、特に妻籠宿と馬籠宿を結ぶおよそ8キロの街道ハイキングが人気だ。
アメリカから:
「ここの素朴な雰囲気が好きだわ。けさ馬籠からここまでハイキングしてきたら本当に気持ち良くて、きれいで静かで良い所よ」
ハイキングの後、おやきを購入したカップル。
ロレンツォさん:
「これは野菜が入っているね」
クラウディアさん:
「それナスよ」
ロレンツォさん:
「とてもおいしいよ」
イタリアから来たロレンツォさん(41)とクラウディアさん(40)だ。
ロレンツォさん:
「3時間も歩いてきたんだ。だから何か食べたかったんだよ」
クラウディアさん:
「伝統的な景観をしていたわ。(ここが好きになりましたか?)ええ、とても好きになったわ。馬籠と妻籠、両方ともね」
一方、店はおやきの具を英語で表記するなどして、しっかりインバウンド対応。
店主:
「ナスですからエッグプラント。みそでクッキング、そのくらいしか言えないですね」
4月、二つの宿場を通った外国人客は5059人。2022年の同じ月のおよそ62倍だ。地元の保存団体は、過去最高の入り込みになるのではとみている。
妻籠を愛する会・藤原義則理事長:
「過去一番、多かった令和元年度(3万7823人)も上回る予感がする。保存をやってきてよかったなということですね」
有名な観光地以外の場所でも外国人の姿が。
長野市のラーメン店。豚骨しょうゆのこってり系が人気だ。
シンガポールから(妻):
「とてもおいしい。お肉がたくさん!麺は弾力があるわ」
シンガポールから来た夫婦。山ノ内町を訪れた後にラーメンを食べに来た。
シンガポールから(夫):
「(この店にしたのは)一番おいしいラーメン店を検索したら、ここが高評価だったから」
長野駅前の店にも―。
イタリアから(夫):
「シンプルなラーメンがとてもおいしいよ」
イタリアから来た家族。長野をたつ前にラーメンを食べに来た。
イタリアから(妻):
「きのうは湯田中行って、けさは地獄谷野猿公苑に行ったの。ここでいったん食事をして東京に出発するの。ものすごくおいしかったわ。全部好きよ、値段も安いしね」
ラーメンは外国人客にも人気だ。
ちりめん亭長野駅前店・横沢伸一店長:
「コロナ禍前も多かったですが、今また同じくらい戻ってきているかと。ありがたいですね、非常にありがたいと思います」
長野駅で出会ったカップル。
アナウンサー:
「なぜあなたは信州に?」
エイドリアン・エノさん:
「大阪や京都はGWで大勢の観光客がいたから、野尻湖に移動しようと。休憩して2人でリラックスしたいな」
オーストラリアから来たエイドリアン・エノさん(24)とオフェリ・ドットマンさん(24)。
関西を回ったあと、長野県に5日、滞在する予定だった。
幸せそうな2人。実は―。
エイドリアン・エノさん:
「日本(奈良県)でプロポーズしたんです」
オフェリ・ドットマンさん:
「(プロポーズは)とてもうれしかったわ。予想していなかったから」
滞在の様子を取材させてもらうことになった。
3日後に待ち合わせた場所は、須坂市の臥竜公園。
アナウンサー:
「なぜ臥竜公園を選んだのですか?」
エイドリアン・エノさん:
「(ネット検索で)臥竜公園にある橋の写真を見て、写真に収めたいと思ってきたんだ」
お目当ての橋へ―。
オフェリ・ドットマンさん:
「すご~い!きれいです」
エイドリアン・エノさん:
「素晴らしいよ。とても美しい」
早速、記念撮影!
2人が暮らしているのは、オーストラリア西海岸の都市・パース。
市民憩いの場も2人にとっては―。
オフェリ・ドットマンさん:
「オーストラリアのパースから来たから、海は見られるけど、山はなくて平らなの。だから山に囲まれていてとても楽しいわ」
エイドリアン・エノさん:
「山が見られるなんて」
オフェリ・ドットマンさん:
「地元とは違うね」
レンタカーで次に向かったのは、コンビニエンスストア!
アナウンサー:
「何を買いましたか?」
エイドリアン・エノさん:
「食べ物をたくさん買ったよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「枝豆が好きなの、あとサラダも!」
エイドリアン・エノさん:
「僕が好きなのはチキンさ、これがおいしいんだよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「時々レストランで郷土食を食べるけど、ほとんどコンビニのご飯なの。スムーズに買えるから、その分もっといろいろなことができるの」
2人は野尻湖畔の宿泊施設に滞在していた。
湖を望むデッキで昼食―。
エイドリアン・エノさん:
「いただきます。大好き」
オフェリさんが「思い出帳」を見せてくれた。
オフェリ・ドットマンさん:
「日本の思い出帳なの」
エイドリアン・エノさん:
「電車の乗車券や駅のスタンプ」
オフェリ・ドットマンさん:
「水族館にも行って、日本の葉っぱもあるのよ」
午後はのんびり釣りを楽しんだ2人。最後に信州の魅力を聞いた。
エイドリアン・エノさん:
「野尻湖は素晴らしくて、リラックスできる、休める場所だよ」
オフェリ・ドットマンさん:
「時が止まっているかのようよ」
エイドリアン・エノさん:
「長野には他にも素晴らしい場所があるから、また訪れたいんだ。長野の人はみんな優しいんだ。駐車場の料金の支払い方が分からなくて困っていたんだ。そうしたら英語を話せないのに、なんとかして助けようとしてくれて」
アナウンサー:
「もう一度、長野に来たい?」
エイドリアン・エノさん&オフェリ・ドットマンさん:
「もちろん!絶対に来るよ」