書店の復活です。9年前に村唯一の書店が閉店した長野県白馬村で、その「復活プロジェクト」が進行中。本を売る「オーナー」を募り、「交流の場」として再生させます。
読書を楽しむ白馬村の伊藤康介さん(26)。
白馬駅前で飲食店を経営・伊藤康介さん:
「昼間も飲食店やっているので、間の2時間は重要で、いい時間になっている」
営業の合間に本を読むのが日課ですが…。
伊藤康介さん:
「隣町(の書店)まで買いに行ったりとか、本は遠くなっちゃいますよね…」
白馬駅前にあった村唯一の書店「福島書店」は2014年に閉店。以来、伊藤さんのような読書好きは車で30分ほどかけて、隣の大町市に出かけています。
Re:Public・田中直史さん:
「(寸法が)合った!」
今、その書店を復活させるプロジェクトが進んでいます。
手掛けているのは、村の観光局に勤める福島洋次郎さん(48)と東京で企画会社を営む田中直史さん(49)の2人。
改装して新たな書店「Re:Public」を、今年5月にオープンさせる予定です。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「昔は手伝わされて嫌々やっていたんですけどね…本を整頓したり」
実は「福島書店」は福島さんの父親で元村長の信行さんが営んでいた店。ネットショッピングの普及もあって客が減り、9年前に閉店しました。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「親の迎えを待ったりするときに、本を読んだりとかしている子どもがたくさんいて、単なる本屋さんというよりは、コミュニティーのスペースといった意味合いもあって、あたたかい場所だった。もう一度、本と触れ合ったり、本の中の世界に触れるような場所をつくれたらなと」
イベントで知りあった田中さんに空き店舗の活用を相談したところ、書店復活で意気投合したということです。
Re:Public・田中直史さん:
「(書店は)知のインフラというか、なくなってしまうのは村にとってすごくもったいないんじゃないかと」
店の改装はクラウドファンディングで資金を募り、ボランティアと一緒に手作業で進めています。(現在、目標300万の約8割・230万円余りが集まる)
村内のボランティア・大塚裕華さん:
「大人になってから、(福島書店が)ないのがさみしいなと。本屋さんのいいところって、瞬間的な出会いがあるというか」
店で扱うのは古本。
本棚のひと区画を月2000円で「オーナー」に貸し出し、お薦めの本を並べて販売してもらうというユニークな形態にします。
通常の書店とは一味違う楽しみ方が期待できるそうです。
Re:Public・田中直史さん:
「こういう学者さんはこんな本読んでるんだとか『~~本棚』みたいなのを置いていく。これ(本棚のひと区画)が全部ちっちゃな本屋さんになるって感じ」
本好きの伊藤さんも復活を心待ちにしています。
伊藤康介さん:
「僕らみたいな年の人から、もう少し上の人もいて、もしかしたらそこに子どもたちもいて、いろんな話が盛り上がっていける交流場所になってくれたら、うれしい」
「Re:Public」の意味は「復活」と「公共」。
2階には宿泊施設も設け新たな交流拠点としたい考えです。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「このエリアで交流して深い関係性を築ける場所になれば、この場所をつくってよかったと思える瞬間になるのかな」
読書を楽しむ白馬村の伊藤康介さん(26)。
白馬駅前で飲食店を経営・伊藤康介さん:
「昼間も飲食店やっているので、間の2時間は重要で、いい時間になっている」
営業の合間に本を読むのが日課ですが…。
伊藤康介さん:
「隣町(の書店)まで買いに行ったりとか、本は遠くなっちゃいますよね…」
白馬駅前にあった村唯一の書店「福島書店」は2014年に閉店。以来、伊藤さんのような読書好きは車で30分ほどかけて、隣の大町市に出かけています。
Re:Public・田中直史さん:
「(寸法が)合った!」
今、その書店を復活させるプロジェクトが進んでいます。
手掛けているのは、村の観光局に勤める福島洋次郎さん(48)と東京で企画会社を営む田中直史さん(49)の2人。
改装して新たな書店「Re:Public」を、今年5月にオープンさせる予定です。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「昔は手伝わされて嫌々やっていたんですけどね…本を整頓したり」
実は「福島書店」は福島さんの父親で元村長の信行さんが営んでいた店。ネットショッピングの普及もあって客が減り、9年前に閉店しました。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「親の迎えを待ったりするときに、本を読んだりとかしている子どもがたくさんいて、単なる本屋さんというよりは、コミュニティーのスペースといった意味合いもあって、あたたかい場所だった。もう一度、本と触れ合ったり、本の中の世界に触れるような場所をつくれたらなと」
イベントで知りあった田中さんに空き店舗の活用を相談したところ、書店復活で意気投合したということです。
Re:Public・田中直史さん:
「(書店は)知のインフラというか、なくなってしまうのは村にとってすごくもったいないんじゃないかと」
店の改装はクラウドファンディングで資金を募り、ボランティアと一緒に手作業で進めています。(現在、目標300万の約8割・230万円余りが集まる)
村内のボランティア・大塚裕華さん:
「大人になってから、(福島書店が)ないのがさみしいなと。本屋さんのいいところって、瞬間的な出会いがあるというか」
店で扱うのは古本。
本棚のひと区画を月2000円で「オーナー」に貸し出し、お薦めの本を並べて販売してもらうというユニークな形態にします。
通常の書店とは一味違う楽しみ方が期待できるそうです。
Re:Public・田中直史さん:
「こういう学者さんはこんな本読んでるんだとか『~~本棚』みたいなのを置いていく。これ(本棚のひと区画)が全部ちっちゃな本屋さんになるって感じ」
本好きの伊藤さんも復活を心待ちにしています。
伊藤康介さん:
「僕らみたいな年の人から、もう少し上の人もいて、もしかしたらそこに子どもたちもいて、いろんな話が盛り上がっていける交流場所になってくれたら、うれしい」
「Re:Public」の意味は「復活」と「公共」。
2階には宿泊施設も設け新たな交流拠点としたい考えです。
Re:Public・福島洋次郎さん:
「このエリアで交流して深い関係性を築ける場所になれば、この場所をつくってよかったと思える瞬間になるのかな」