
5日、長野市で行われた将棋の棋王戦第一局。挑戦者の藤井聡太五冠が渡辺明二冠に勝ち、六冠に向け幸先の良いスタートを切りました。藤井五冠はタイトルホルダーになって初の信州での対局。県内ファンにとっても興奮の一日となりました。
棋王戦10連覇中の渡辺明二冠。挑むは史上最年少の六冠を目指す藤井聡太五冠です。
長野市の「長野ホテル犀北館」で行われた棋王戦五番勝負の第一局。人気・実力ともに将棋界トップの二人が熱戦を繰り広げました。
タイトルホルダーになって藤井五冠が長野で対局するのは初めて。4日の会見では…。
藤井聡太五冠:
「六冠を目指す意識は持っていない。戦う中で良いパフォーマンスを出せれば」
渡辺明二冠:
「藤井五冠とは約1年ぶりなので、これまでの対戦を続けてきた時とは違う感覚であすの第一局を指すことになると思う」
午前9時から始まった対局。先手の藤井五冠はお茶を一口含み薄く目を閉じてから飛車先の歩を突きました。午前中は両者、ハイペースで指していき形勢は互角の展開でした。
一方、会場となったホテルでは…
(記者リポート)
「棋王戦が行われているホテルの別の部屋では、小学生棋士たちが白熱した対局を繰り広げています」
多くのファンが大盤解説で対局を見守った他、「小学生早指し将棋チャンピオン戦」も行われました。憧れの二人が戦うそばで将棋を指すのは格別だったようです。
小学3年生:
「(棋王戦と)同じホテルでできるのでとても光栄。年齢関係なく誰とでも指せるのが将棋のいいところ」
小学3年生:
「相手の玉を詰ますのが楽しい」
参加者の一人、長野市の小学5年生・高木雄哉さんは、県大会で優勝経験のある実力者。祖父の影響で保育園のころから始め、毎日パソコン対局などで腕を磨いています。
慣れない早指しに苦戦しましたが、この日は3位となりした。
小5・高木雄哉さん:
「思ったより(持ち時間)10分は短くて、あせってミスが出やすかった。戦法とかいろいろあって、相性とかもあるから、自分より上の人にも頑張れば勝てる可能性ある(のが楽しい)」
日本将棋連盟長野県支部連合会・小野沢憲雄会長:
「藤井五冠が出現して、子どもたちは目標が見えてきた。子どもたちの意欲は昔とは比較にならない。大いに張り切って将棋に精進すると期待」
この後、大会に出場した子どもたちには特別な体験が待っていました。抽選で16人が対局室を見学できることになったのです。
見学した小学5年生:
「藤井さんは考えてた。渡辺さんはリラックスしていた」
見学した小学3年生:
「一生見られなそうな、いい思い出になりました」
高木雄哉さんも抽選にあたり、午後の対局開始の前に2人の様子を見ることができました。
見学した高木雄哉さん:
「テレビでは感じないようなすごい迫力みたいなのを感じた。夢のような時間」
一方、対局は藤井五冠が解説陣もうなる妙手で、徐々に有利な展開に。渡辺二冠も粘りましたが開始からおよそ10時間、125手までで投了。藤井五冠が五番勝負のまず1勝を挙げました。
藤井聡太五冠:
「良いスタートが切れた。次局以降も精いっぱい頑張りたい」
渡辺明二冠:
「地元の長野市をはじめ大歓迎していただいたので、ありがたい中で指すことができた」
対局を見守った将棋ファンはー。
長野市から:
「解説している先生たちが感嘆するような手が出ていて、さすがのお二人の将棋だなと」
藤井五冠ファン(石川から):
「藤井竜王が六冠にむけて一歩を踏み出すことが長野の地でできて、うれしいし、長野が思い出の地になった」
高木雄哉さんも終盤まで対局を見守りました。
高木雄哉さん:
「一手一手すごく考えていて、何手も何手も先を読んで考えていた。(目標は?)トップ棋士になってタイトルとか取りたい」
信州の将棋ファン、特に子どもたちにとっては忘れられない一日となったようです。
棋王戦10連覇中の渡辺明二冠。挑むは史上最年少の六冠を目指す藤井聡太五冠です。
長野市の「長野ホテル犀北館」で行われた棋王戦五番勝負の第一局。人気・実力ともに将棋界トップの二人が熱戦を繰り広げました。
タイトルホルダーになって藤井五冠が長野で対局するのは初めて。4日の会見では…。
藤井聡太五冠:
「六冠を目指す意識は持っていない。戦う中で良いパフォーマンスを出せれば」
渡辺明二冠:
「藤井五冠とは約1年ぶりなので、これまでの対戦を続けてきた時とは違う感覚であすの第一局を指すことになると思う」
午前9時から始まった対局。先手の藤井五冠はお茶を一口含み薄く目を閉じてから飛車先の歩を突きました。午前中は両者、ハイペースで指していき形勢は互角の展開でした。
一方、会場となったホテルでは…
(記者リポート)
「棋王戦が行われているホテルの別の部屋では、小学生棋士たちが白熱した対局を繰り広げています」
多くのファンが大盤解説で対局を見守った他、「小学生早指し将棋チャンピオン戦」も行われました。憧れの二人が戦うそばで将棋を指すのは格別だったようです。
小学3年生:
「(棋王戦と)同じホテルでできるのでとても光栄。年齢関係なく誰とでも指せるのが将棋のいいところ」
小学3年生:
「相手の玉を詰ますのが楽しい」
参加者の一人、長野市の小学5年生・高木雄哉さんは、県大会で優勝経験のある実力者。祖父の影響で保育園のころから始め、毎日パソコン対局などで腕を磨いています。
慣れない早指しに苦戦しましたが、この日は3位となりした。
小5・高木雄哉さん:
「思ったより(持ち時間)10分は短くて、あせってミスが出やすかった。戦法とかいろいろあって、相性とかもあるから、自分より上の人にも頑張れば勝てる可能性ある(のが楽しい)」
日本将棋連盟長野県支部連合会・小野沢憲雄会長:
「藤井五冠が出現して、子どもたちは目標が見えてきた。子どもたちの意欲は昔とは比較にならない。大いに張り切って将棋に精進すると期待」
この後、大会に出場した子どもたちには特別な体験が待っていました。抽選で16人が対局室を見学できることになったのです。
見学した小学5年生:
「藤井さんは考えてた。渡辺さんはリラックスしていた」
見学した小学3年生:
「一生見られなそうな、いい思い出になりました」
高木雄哉さんも抽選にあたり、午後の対局開始の前に2人の様子を見ることができました。
見学した高木雄哉さん:
「テレビでは感じないようなすごい迫力みたいなのを感じた。夢のような時間」
一方、対局は藤井五冠が解説陣もうなる妙手で、徐々に有利な展開に。渡辺二冠も粘りましたが開始からおよそ10時間、125手までで投了。藤井五冠が五番勝負のまず1勝を挙げました。
藤井聡太五冠:
「良いスタートが切れた。次局以降も精いっぱい頑張りたい」
渡辺明二冠:
「地元の長野市をはじめ大歓迎していただいたので、ありがたい中で指すことができた」
対局を見守った将棋ファンはー。
長野市から:
「解説している先生たちが感嘆するような手が出ていて、さすがのお二人の将棋だなと」
藤井五冠ファン(石川から):
「藤井竜王が六冠にむけて一歩を踏み出すことが長野の地でできて、うれしいし、長野が思い出の地になった」
高木雄哉さんも終盤まで対局を見守りました。
高木雄哉さん:
「一手一手すごく考えていて、何手も何手も先を読んで考えていた。(目標は?)トップ棋士になってタイトルとか取りたい」
信州の将棋ファン、特に子どもたちにとっては忘れられない一日となったようです。