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20年前は読み方わからず …「恵方巻き」定着したのはいつ  今年の方角は「南南東」食べて福を

節分の日に食べると縁起が良いとされる「恵方巻き」。長野市の百貨店では多くの買い物客が訪れていました。すっかり定着していますが、実はまだ日が浅いんです。

節分に合わせてその年の縁起の良い方角を向いて食べると福が訪れるとされる「恵方巻き」。

(アナウンサー)
「今年の恵方は南南東!さっそく、そちらを向いていただきます」

福が途切れないよう、しゃべらずに1本まるまる食べるという習わしがあります。

(アナウンサー)
「かなりボリュームがありましたね。今年もこれで福が来そうです」

こちらは長野市の百貨店。35種類がずらりと並びました。こちらは、ぜいたくにカニや中トロなど10種類の海鮮が入っています。

多くの人が開店と同時に買い求めていました。

客:
「(誰と食べる?)家族で食べます」
「いろいろ種類が出てきて、海鮮が多いからその方がおいしいかな」

鮮魚コーナーサブチーフ・佐々木なおとさん:
「ここ数年は消費拡大してきて売り上げも好調で」

もともと関西の風習だった恵方巻き。長野県内に定着したのは実はまだ日が浅いんです。

客:
「(いつから食べている?)いつでしょうね、20年くらい前ですか」
「10年くらい前ですかね。文化的には定着していると思います」

2004年の長野放送のニュース。街の人に読み方を聞くと…。

街の人:
「わかんない…けいほうかん?」
「かんぴょう(笑)」

この当時はまだ、「定着!」とまではいっていないようでした。

2004年の寿司店は…

寿司店:
「本格的に売り始めたのが3年くらい前(2001年)ですかね」

2000年ごろに大手コンビニチェーンが関西の風習だった「節分の太巻き」を「恵方巻き」という商品名で全国で販売を始め、その後、大手スーパーなども追随。一気に広まったと言われています。

では「恵方」とは?

陰陽道でその年、縁起が良いとされる方角のことで、長野県内でも例えば、新野の雪まつりではその方角に向けて太鼓を打つなど重視されています。

まだ食べていないという方は、今年の恵方「南南東」を向いて食べてみてはいかがですか。
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長野放送ニュース

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