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御嶽山噴火を後世に…麓に教訓伝える『ビジターセンター』 遺族「忘れ去られるのが一番悲しい」 

死者・行方不明者63人を出した御嶽山噴火災害から来月で8年。麓に災害の教訓を伝える二つのビジターセンターが完成しました。

噴石で穴だらけになった壁。火山灰がついたままの遺品の眼鏡。
これらは長野県木曽町にできたビジターセンター「さとテラス三岳」の展示物です。あす28日のオープンを前に報道公開されました。

一方、王滝村に建設された「やまテラス王滝」は27日、開館式が行われ、オープンしました。

いずれも災害の風化防止と観光客や登山客に噴火の教訓を伝えることを目的にした施設で、それぞれに噴火の衝撃を物語る壁や遺品が展示されています。

26日、一足先に見学した遺族は・・・。

岐阜県各務原市の丹羽隆文さん(68)妻・玲子さんを亡くす:
「頂上小屋の壁の穴の開いた展示が印象に残った。もう8年なんですよね。(妻には)僕と同じように年を重ねてほしかった」

愛知県一宮市の所清和さん(60)息子と婚約者を亡くす:
「次の世代、次の世代に受け継がれていくこと。私としては忘れ去られるのが一番悲しいですので」

御嶽山噴火災害は来月27日、発生から8年の節目を迎えます
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長野放送ニュース

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