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“代替”として「信州サーモン」に熱視線 ウクライナ侵攻の影響でノルウェー産が高騰 稚魚の出荷始まる

ウクライナ侵攻などの影響で注目が高まる信州サーモンの稚魚の出荷が長野県安曇野市で始まりました。

信州サーモンは長野県水産試験場がニジマスと欧州原産のブラウントラウトを掛け合わせて独自に開発したもので、去年11月に孵化した稚魚が体長6センチ余りに育っています。

6月3日から県内の養殖業者向けの出荷が始まり、2、3年で50センチから60センチに成長させて飲食店などに出荷します。

ロシアのウクライナ侵攻の影響で、ノルウェー産のサーモンが高騰して代替品として注目され、今年3月の出荷量はコロナ禍前の3倍ほどに伸びました。

5月に日米首脳会談で来日したバイデン米大統領を招いた夕食会でも信州サーモンのムニエルが提供されました。

県水産試験場・川之辺素一増殖部長:
「こういった機会にいろんな方に食べていただいて、信州サーモンおいしいなと思っていただいて、使う量が続いていってくれれば、と思っています」

信州サーモンの稚魚は7月までにおよそ40万尾を出荷する予定です。
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長野放送ニュース

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