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販売数が6倍に 食べられる「ウチワサボテン」を「新しい野菜」に どんな味?粘り気と爽やかな酸味が特徴 「栄養価が高く、調理もしやすい」綿半グループが沖縄と飯田市で栽培、全国展開目指す 長野

ウチワサボテン

食用のサボテンを「新しい野菜」にしようと企業が挑戦しています。サボテンはどんな味なのでしょうか。飯田と沖縄で栽培し全国展開を目指す企業の戦略と理由を取材しました。

■スーパーに並ぶサボテン

スーパーの野菜売り場で売られる「ウチワサボテン」

スーパーの野菜売り場。新鮮な野菜が並ぶ中に見慣れない野菜。食用の「ウチワサボテン」です。形が「うちわ」に似ているのが特徴です。

この食用サボテンの販売・普及に乗り出したのが、「綿半グループ」です。

綿半トレーディング 企画営業部・鈴木菜穂美さん:
「(ウチワサボテンは)栄養価が高いことに加えて健康面でも良い。とてもおいしく調理もしやすいところもあるので、ぜひこの野菜を日本に持ってきたい」

■水やりは週1回でOK

ハウスで栽培するウチワサボテン(7月21日、長野県飯田市)

食用サボテンの栽培は飯田市と沖縄の合わせて3カ所で進めています。

綿半トレーディング 企画営業部・鈴木菜穂美さん:
「長野県飯田市はわれわれ綿半グループの発祥の地で、ぜひそこでもというところで(飯田市でも栽培)」

ウチワサボテンは暑さや乾燥に強く、メキシコを代表する多肉植物です。ハウス内は20度以上に保つ必要はあるものの、肥料や水やりなど栽培の手間が少ないのが利点です。

綿半パートナーズCreationユニット・小林傑さん:
「サボテンは非常に水資源が少ない場所でも育つものとして有名で、1週間に1回水をあげるかあげないかくらいで、それ以外の管理は収穫のみ」

■日本での定着を目指す挑戦

綿半パートナーズCreationユニット・小林傑さん

サボテンで食べる部分は葉っぱではなく「茎」です。メキシコなどでは、炒め物やサラダなどに使われ、日常的に食べられている野菜です。

一方、日本ではまだ観賞用のイメージが強く、野菜としての認知度は高くありません。

綿半はこのサボテンを「新しい野菜」として国内に定着させることを目指し、3年前の2023年に取り組みを始めました。

愛知県の中部大学とともに国(農水省)の事業に参画。全国各地で試験的にサボテンを栽培し、適している場所を選定。メキシコから約2万4000枚の苗を輸入しましたが、この際、中東情勢の影響を受けました。

綿半トレーディング 企画営業部・鈴木菜穂美さん:
「中東の情勢の影響で到着する苗を積んだ船が1カ月遅れるというハプニングがありまして、コンテナの中で苗が一部ダメージを受けてしまうということがあった」

思わぬハプニングがあったものの、4月から5月にかけて飯田と沖縄の3カ所に苗を植えました。栽培面積は合わせて約3800平方メートルで、国内最大規模だということです。

サボテンは成長が早く、6月からは収穫もスタート。親となる株から新しい茎が伸びてきて、20センチほどの大きさになったところで収穫します。

綿半パートナーズCreationユニット・小林傑さん:
「ここに3枚新たな苗が出ているのですが、2枚を残して1枚を収穫する。(その後)2枚目から出てきた3枚目部分を収穫する形になる」

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