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42歳3児の母が念願の“菓子店”オープン 「一口食べただけで幸せに」3時間で完売 空き家になっていた実家を改装、古民家風の店内に「その時のおいしいものを」季節を巡る旬のケーキ

■生まれ育った実家を改装

カフェスペース

店は長野電鉄・桐原駅のすぐ近くにあります。実はここ、吉田さんが生まれ育った実家です。1階部分を菓子店とカフェスペースに改装しました。

吉田友美さん:
「この庭で自転車を押したりとか、スイカ割りしたりとか、思い出はいっぱい詰まっています」

結婚して家を出る10年前まで過ごした実家。母・峯子さん(79)が2、3年ほど前まで1人で住んでいましたが、介護施設に入ったため空き家になっていました。

住む人がいなくなり、荒れてしまった実家。

吉田友美さん:
「ここをどうしたらいいんだろうなと、でもやっぱりきょうだいで話しても、売るのもちょっと寂しいよね、という話もあって」

自分の店をもつのは、パティシエとして、また、小さいころからの夢でした。一方で8歳、6歳、1歳の3人の小さな子をもつ母親でもあり、店を出すか悩みましたが、母親の言葉や家族の応援もあり、店を始める決断をしました。

吉田友美さん:
「昔からここでケーキ屋さんをやりなよって母がずっと言ってくれていて、早くやらないと、どんどん年もとってしまうし、やりたいことはやりたいときに早くやろうということで。家族もすごく応援してくれているので今だと」

■思い出の柱残し古民家風に

吉田友美さん

家族団らんで過ごした居間はカフェに。母親とお菓子作りをした台所は新しく、きれいにしました。

柱や梁はそのまま残し、古民家風の店内に。これは、「茶房」のように、落ち着いた雰囲気を意識した吉田さんのこだわりです。

吉田友美さん:
「こんなにすてきになって、思い描いていたものに仕上げていただいて、(母へ)報告はしてるんですが、まだ来てはいないので、多分見たらすごくびっくりすると思います」

■ファンも近所の人も大歓迎

「旬の食材」にこだわったケーキ

約1年間の改装期間中、イベントやシェアキッチンに出店し、準備をしてきた吉田さん。その時からのファンも開店に駆け付けました。

千曲市からの客:
「クリスマスマーケットに出店されてるときに初めて食べて、とってもおいしくて。一口食べただけで幸せになれるというか。常設になって、行きたいと思ったときに行けるのがうれしい」

近所の人も、菓子店のオープンを楽しみにしていました。

清水英行さん、由美子さん夫婦は、チーズケーキとタルトを購入。近くの自宅に持ち帰り、早速、いただきました。

妻・由美子さん:
「ピスタチオのクリームがすごく濃厚で、タルト生地もすごくサクサクでとてもおいしくいただきました。非日常感を味わいたいときに、気軽にいける距離にあるのもすごくありがたい」

清水英行さん:
「近場にはケーキ屋さんとかなかったので、食べたいと思ったとき、近くにできてうれしい」

■開店3時間で完売の盛況

時のなぎ

初日から大勢の人が訪れ、開店から3時間後にはすべて売り切れました。

7月7日からはカフェの営業も始めます。

夢を実現した菓子店はまだ始まったばかり。これから新たな思い出をこの場所で刻んでいきます。

時のなぎ 店主・吉田友美さん:
「自分が過ごしていたこの場所で、こんなふうにお店をやれて、お客さんが自分のお菓子を求めて買いに来てくれて、ここでやってよかった。いつも新しい発見があるような、いまこの季節でこのケーキがあるんだと、お客さまに喜んでいただけるケーキを作っていきたい」

時のなぎ
営業時間:正午~午後4時 休み:日曜、月曜

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