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年3000円→月3000円に 帰宅は夜8時過ぎ 部活動の「地域移行」で課題  長野県は休日87.5%平日43%が移行予定 練習場所まで自転車で25分、それでも「陸上ができてうれしい」

地域クラブの練習

中学校の部活動についてです。これまで学校が主体となっていた「部活動」を、地域のクラブなどに委ねる「地域展開」が進んでいます。背景には、少子化で学校単位での部活動の維持が難しくなってきたことや、教員の働き方改革があります。2025年度までは「改革推進期間」で、可能なところから「休日」の部活動を地域に展開。長野県内の中学校では「休日」の地域展開が2026年度までに完了する予定の部活動は、運動部、文化部あわせて「87.5%」にのぼります。そして2026年度からの6年間は、次の段階の「改革実行期間」で、休日は原則すべて地域に展開、平日は地域の実情に応じて進めることを目指しています。地域クラブへの展開が進む一方で、多くの課題も浮上してきています。長野県内でも先駆的に地域展開を進めた千曲市と坂城町合同の地域クラブを取材し、現状と課題をまとめました。

■学校の垣根を越えた地域クラブ

「千曲坂城クラブ」の練習(4月14日、長野県千曲市・戸倉上山田中学校)

4月14日の火曜日、戸倉上山田中学校のグラウンドで陸上の練習に励むのは―

クラブ員:
「(何中学校?)戸倉上山田中学校です」
「屋代中です」
「埴生中です」

千曲市と坂城町の中学校5校から21人の生徒が集まり、一緒に練習をしていました。この練習は、部活動ではなく―

中学生:
「今は千曲坂城クラブの陸上の練習中です」

「千曲坂城クラブ」は千曲市と坂城町が3年前(2023年)に立ち上げた地域クラブです。

■県内初、行政主体のクラブ

千曲坂城クラブ 陸上専門部指導員・宮入修一さん

千曲坂城クラブ 陸上専門部・宮入修一さん:
「もっとリラックスして」

陸上専門部を指導するのは宮入修一さん(59)です。

会社員として働く傍ら、20年以上、戸倉上山田中陸上部の外部コーチを務め、「クラブ」に移行した後も引き続き指導員として教えています。

千曲坂城クラブ 陸上専門部・宮入修一さん:
「一生懸命取り組む子どもたちの集まりなので、困ることも少なく順調に(活動できている)」

千曲坂城クラブは長野県内初の行政主体のクラブで、市と町の6つの中学校の運動系・文化系合わせて「18の部活動」を一つの枠組みに入れて運営しています。

生徒の会員数は約1100人(2025年度時点)。指導員は270人(2026年4月時点)。

一部の専門部では、休日だけでなく、平日の活動も行い、完全移行が進んでいます。

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