
資料 シャインマスカット
須坂市(長野県)のふるさと納税返礼品をめぐる産地偽装問題で、市は、返礼品の仕入れ業者に対し、委託料の返還など2億5400万円余りの支払いを求める訴えを長野地方裁判所に起こしました。
須坂市のふるさと納税で、返礼品の仕入れを担当していた和歌山県の「日本グルメ市場」が、「山形県産」などが混在したシャインマスカットを「須坂市産」として市に販売していた問題。
市は業者からの報告で混在を把握した後も3カ月ほど寄付の受け付けを続けていて、総務省は、須坂市のふるさと納税制度の指定を取り消しました。
市は、2年間、寄付を受けることができず、2026年度の当初予算案は2025年度より22.3%減るなど、財政に大きな影響が出ています。
市は、「日本グルメ市場が須坂市産の果物を調達する義務を守らず、産地を偽装して寄付者に送付していたのは、債務の未履行にあたる」などとしています。
その上で、2月27日付けで、仕入れの委託料2億4100万円余りの返還と、問題の対応で増えた人件費など約1300万円の損害賠償を求める訴えを長野地裁に起こしたということです。
市によりますと、日本グルメ市場側は、これまでのやりとりの中で、「市は代替品を送っておらず、損害は発生していない」などと主張しているということです。

