
息子・陸人さん(当時19)を亡くした大谷慶彦さん
続いて、遺族も慰霊碑に花を供えました。
息子・陸人さん(当時19)を亡くす・大谷慶彦さん:
「この10年は特別な10年。悲しみと怒りと…今は思っている。(陸人さんには)弟も結婚するんだよと、披露宴に陸人の席も用意しようかなと話しているよと」
娘・衣里さん(当時19)を亡くす・池田彰さん:
「つらい10年でしたけど、私の気持ちの中ではその当時までの衣里がずっと生きているので衣里の友達もお子さんが生まれたりしてうれしいことなんですけど、悲しさも…」

次男(当時19)を亡くした田原義則さん
次男・寛さんを亡くす・田原義則さん:
「10年前のことは忘れませんし、(教訓を)これからも語り継いでいくことに使命感を持って、改めてこの場で決意した。この慰霊碑をシンボルとして、少しでも事故を10年たちますけど、思い出してもらえるようにしてもらえればいい」

慰霊碑
事故から10年を迎え、多くの人が献花に訪れ追悼の祈りに包まれた現場。一方で、事故の裁判は今も続いています。
事故の後、運転手が大型バスの運転に不慣れだったことや、点呼や運行指示が徹底されていなかったことなど運行会社のずさんな管理体制が判明。
運行会社の高橋美作社長と荒井強元運行管理者を業務上過失致死傷の罪で在宅起訴され、一審で実刑判決を言い渡されましたが、ともに判決を不服として控訴しています。
高橋社長は、事故の後、毎年欠かさず、節目の日に現場を訪れ、手を合わせてきました。
しかし、10年迎えた15日は、姿を見せませんでした。

