■調べると…ほかは「明治26年以降」

小川達朗さん(左)と亮夫さん
では、ほかの場所はどうか?
「北海道駅弁史」などを参考に調べると、いずれも明治26年以降とみられることが分かったそうです。たどり着いた結論はもちろん「発祥は軽井沢駅」。
小川達朗さん:
「私は感動的だった。真実はなんだろうと考えていた時に、根拠が必要で、ギリギリのところで調べがついたと考えています」
小川亮夫さん:
「そば処として『駅そばの発祥の地が軽井沢』はひとつの財産だと思う。そういう意味で、答えを曖昧ではなくて出せたことはよかったと思っている」
■当時、作業員に「温かいそば」を

かき揚げ天ぷらそば(660円)
では、なぜ軽井沢駅でそばの販売が始まったのか?
当時、信越線では碓氷峠の軽井沢ー横川間の工事が行われ明治26年に開通。小川さんらによりますと、その1年前に作業員に温かいそばを食べてもらおうと「油屋旅館」が提供を始めたと言います。
そして、開通後は軽井沢駅で峠を越えるための機関車の付け替え作業があり、一般の利用者に待ち時間に食べてもらえるように駅そばの提供を続けたということです。
現在、しなの鉄道軽井沢駅では40年ほど前に油屋旅館から経営を引き継いだ「おぎのや」が営業を続けています。
神奈川から来た客:
「本当においしかった。寒い時期はちょうどいいですね、あったかいそばが」
おぎのや軽井沢駅売店・友野由章店長:
「昔ながらの味を求めて来ている方もいるのでなるべく伝統の味は崩さず、(駅そばは)観光の玄関口で、一番最初に食べるものであったり、旅行の最後に食べるものであったり、旅の思い出に残るような味を提供していけたら」
■塩尻には「日本一狭い駅そばの店」

JR塩尻駅の「桔梗」
さて、そば処・信州。各地に人気の駅そばがあります。
JR塩尻駅の2階の待合室に併設されている「桔梗」。「日本一狭い駅そばの店」として、そのかいわいでは有名です。
入り口は約50センチ、中に入ってもスペースの幅は約1メートル50センチ、奥行きは60センチほどです。

