自民党は総裁選について前倒しするべきか、週明けの9月8日に国会議員や都道府県連の意思を確認します。長野県連は期限を前に、前倒し実施を求める方針を正式に決め党本部に文書を送りました。
石破首相の総裁任期は2027年9月までですが、2024年の衆院選、今年の参院選の大敗を受け「退陣」を求める声が党内で相次いでいます。
このため自民党は週明けの8日に総裁選を前倒しするべきか国会議員と各都道府県連の代表者の意思を確認します。合わせて過半数の172人を超えれば「前倒し」となり秋にも実施される方針です。
長野県連は―。
自民党県連・西沢正隆幹事長:
「改めて自民党本部に、長野県連の総意として総裁選前倒しを要求しました」
長野県連は8月上旬の会合で「早期の総裁選実施」を求めることを確認。県連の役員から目立った異論はなく、9月5日正式に方針を決め、党本部に文書を送りました。
自民党県連・西沢正隆幹事長:
「石破総裁の下、3つの選挙(衆院選、都議選、参院選)で大敗したことが大きくて、新総裁の下で、国民が信頼を置ける政党にスタートしていく形をとっていきたい」
県選出議員はー。
NBSの取材に対し後藤茂之衆院議員、井出庸生衆院議員は態度を明らかにしませんでした。
宮下一郎衆院議員は、自身が選挙管理委員を務めていることを理由に「中立を保つためコメントしない」としています。

自民党
県民は―。
前倒し賛成・松本市(50代):
「前倒ししてほしい。国民の意見を真摯に受け止めて国民のために動いてほしい」
前倒し賛成・飯綱町(20代):
「すべきだと思う。案は出てくるが実行に移せていない印象なので、国民の声を聞いてくれる人に代表になってほしい」
一方、前倒しに異論を唱える県民も多くいました。
前倒しに異論・松本市(70代):
「リーダーが原因ではないと思う。お金の問題とかもいろいろありましたし、自民党に対する風潮があまりよくなかったから負けちゃったと思う。だから石破首相個人で責任取るよりも、早く政治を進めてほしい」
前倒しに異論・塩尻市(60代):
「国民関係なしで自民党の人たちが騒いでいる。一人に責任押し付けて看板付け替えてどうにかなる話じゃない」
前倒しに異論・長野市(60代):
「しなくていいと思う。空白をつくるのが一つのデメリットだと思う」
自民党総裁選は前倒しとなるのか、来週8日に出る結論が注目されます。